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お仕事終了!

いろんなことがありすぎて、更新をまた止めてしまった。ごめんね。
みんながんばりましょう。でも、できる範囲でね。
無理はしてはいかんぜよ。


ところで!

なんかそんなこんなしているうちに、昨日を持ちまして、まとんはここでのお仕事を終えることと相成り申した。

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「色々ありがモー」
ってあなた、ホントはべっぴんさんなのにその顔……。

うむ、なんだか、いろいろあった。

たくさんの人たちに感謝せねば。

勉強にもなった。
今まで、半分意図的に、新しい分野での仕事の時には、何らかの教科書的なものを読まない、現場で教わって現場で感覚を掴むような、そういう関わり方をしてきた。
だが今回は、初めてではない「牛飼い」という仕事ということもあり。
「どんだけ仕事できるのか見せてもらおう」的挑発にカチンとまんまと乗っかったりして(爆)、自分で学ばなくてはイカン!と、これまでにないスタンスに、早々に切り替えた。
牛飼い仲間のお友達のみなさんからは、勉強に向く(まとんでも読めるレベルの)本を色々と教えていただいたり、送ってくれたり!!

失礼しちゃうわプリプリ!なんて思いながらやってきたけれど、結果として、これまでほんのわずかな断片で掴んでいた仕事を、今までよりは全体に理解できた。
といってもやっぱりまだまだまだまだわからないことだらけではあるけれど。
ムラ食いしてるから、びっくりするくらい基本的なことを全く知らない、というのが超たくさんある^^;


それにしても夏は暑かったなあ。
本当に、死にそうだった(笑)
夕方の搾乳、ウシもハーハー、私もクラクラ。オエッ!となるくらいにゆだってた。
自分以外の全員が、クーラーきいた室内に退避しているのが恨めしくて、でもやっぱりくやしいので、助けを求めずに乗り切った、1ヶ月間…じゃきかないよな、スーパー猛暑。
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この達成感、ハンパない!!(爆)

乗り切ってよかったー!

でも、また全く同じ事しろと言われたら、もうしませんよ(爆)

何度も書いているけど、かなり牛はわかるようになった。
判別ができるだけでなく、一頭一頭の性格も癖も、どんどんわかるようになる。
学校の担任の先生みたいよ(笑)

でも相変わらず、ウンコをかけられると腹が立ちます( ̄∀ ̄)
罵声浴びせます( ̄∀ ̄)
牛はウンコをする生き物であり、搾乳はあくまで人間の都合に牛が合わせてくれているのであり、飛び散るほどのゆるゆるウンコをするのは、そういう餌をあげているからであるので、ウンコをしたところで牛は怒られる筋合いはないのである。
そうとわかりつつ怒るというのは、「海!何で波があるんだよ!」と太平洋に向かって腹を立てるようなもので、非常に非建設的なのである。

ともあれだんだん搾乳のパーラーでウンコをされる事も減ってきて、ウンコゼロ記録を更新したりして、それはそれでやりがいでもあった。

ウンコ連発の話はここらへんでおわり( ̄∀ ̄)


嬉しかった事。
先日、牛乳を出荷している組合から連絡があったそうで、2010年のこの牛舎の乳質(牛乳の様々な成分)が、なんと組合一位になったんだって!!
わーーい☆(≧▽≦)
私の力なんてほんとに微々たるものではあるけど、でもずっと夕方の搾乳を担当してきて、バルククーラー(牛乳をためるタンク)の掃除もしてきて、多少は衛生面や病気発見面に貢献できたところもあるのかもしれない、と思うと、非常ーに嬉しい。
今までずっと、上位3位くらいにはいつも入るけど、トップになる事はなかったんだって。
トップだからなんじゃい、ってのもあるけど、テンション上がったすね。

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乳質は月に2回ほど、抜き打ちで検査されて、後日結果が送られてくる。
ちなみにこれが、一番最近受け取った検査結果。

実は、体細胞とか生菌数とかくらいしか見方がよくわかってないのだけど(笑)
(体細胞は、乳房炎の牛が多いと増える。生菌数は、掃除がうまくいってないと増える。自分の仕事に関係ある分野しかわからん。笑)
◎がついているのは、たぶん褒められてる数値。

今までは、そういう検査がされている事もなんとなくしか知らなかったし、その検査結果なんて見たこともなかった。ただの搾乳要員。
大きい牧場だと、どうしてもそうなってしまうよね。
こうやって見ながら仕事できるというのは、モチベーションにも向上心にもつながるから、いいな。


いろいろあって。
結局1年間しか力にはなれませんどしたが。
ごめんなさいね、そして、ありがとうございました。

なんだか記事数のメッチャ少ない一年間になっちまいました。
これからはもっと更新します(笑)


地震のこと。
今回は何も書かなかったけど…。

日々、たくさんの情報が押し寄せて流れて。
言いたい事、たくさんあります。
もうちょっとまとめてから…。


とにかくね、きっと、私のブログなんか読んでくれる人たちは絶対大丈夫だと思うんだけど。

風評被害なんていう二次災害に、決して、加担しないでね。

デマに便乗すること、安易に過激な内容を信じて動くこと、小さなアクションのひとつひとつが、離れた場所の、多くの、本当に困っている人たちを、傷つける。

どうか、それだけは。

立ち向かうのは、自然が引き起こした現象でしょう?
世界中からあたたかい助けをもらっていて。国内でもめてどうすんの!!

もう、世界中のどことも戦争なんてできないよ。
思想や宗教や習慣が違っても、人間の本質は同じって、身に染みてわかったはず。
「次世代の仕事」じゃない、今生きている全ての世代の仕事。
ほんの小さな事でもいい、大切とわかったもの、新しい視点を、大切にいたしましょう。

なんかよくわからんくなってきた^^;


それでは、荷造りいたしましょうかね。
by ushimaton | 2011-03-26 10:29 | まきばにっき

春はまだか

なんか笑えた、牛舎のある日。↓

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いちおうこの地区の天気予報というのを見ても、最低気温はマイナスに届いていないはずなのだが、何日か続けて水道凍結(-_-;)
ちょっと内陸に入っただけで気温って違うのだろうな。

連日氷点下が当たり前の北海道に生まれ育って、こんなヌルい気温であーだこーだ言うのも恥ずかしいが、でも、寒い(笑)
断熱効果のない内地の建物と、ちっとも暖かくならないエアコンの暖房にはがっかりだぜ(笑)
北海道民は室内の寒さに弱い。
といっても、ほんの一世代上、つまり自分の両親の代だと、子供の頃は布団が凍っていただの隙間から雪が吹き込んだだのという思い出話の世界になるのにね。

そんな冬ですが。
昨日は節分。
節分が過ぎると春ですってよ。

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節分よりもちょっと前だけど、この前行った『牛天神』に、お札を買いに行ったらば。
梅の花が咲きほこっておりました。
さすが、菅原道真ゆかりの天神様でございます。

風に乗って、ほんの幽かにふわんと香る。
冬の空気は冷たくてどこか無機質なので、花の香りがひときわいとおしい。

春は来るよ、もうすぐ。

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ああ、それにつけても腰が痛い…(T_T)

「いつかくるかな」と思いながらも、まだ痛くならない、と毎日30キロくらいの餌のかごを持ち上げて給餌していたら、本日一気に来た。
あほだなー自分。

農業と腰痛は切り離せない。
わかってやってるくせに、腰痛始まるといろいろ思考がネガティブになっちゃう。
う~。
by ushimaton | 2011-02-04 21:47 | つらつら

牛が死んだ

お産の後で体調を崩した牛の様子を見に行ったら、死んでいた。
どさりと倒れて、首は飼槽の中に入っていた。

ほんの少し前に見た時は、元気はないもののちゃんと立っていたのに。
確かに調子は悪かったが、死を感じさせる前ぶれすら感じる間もなかったので、とてもびっくりした。
二日ほど点滴を打ってもらい、回復しているように見えていたのだけれど。
急性心不全、とのこと。獣医さんの回診の1時間ほど前だった。

本当に死んだ直後だったようで、まだやわらかく、温かく、瞳もきれいだった。

f0032403_22342231.jpg牛の死が初めてなわけじゃない。
そこそこ大きな農場ばかりで仕事してきていたから。頭数の多いところでは、牛の死はすでに日常の範囲にある。びっくりするような死にも何度も会ってきた。

これまでの牛の死は、体調を崩すまで、あるいは死体を見るまで、たくさんいる牛たちの中のどれか一頭という存在だった。
今日死んだニーラは、名前も性格も搾乳の癖もお乳の形もみんなわかる。
「牛の一頭が死んだ」のではなく、「ニーラが死んだ」。

ニーラ、かわいそうに。
ものすごく勝手だと自覚しながらも、やっぱり、かわいそうにと思わずにいられない。
かわいそうなニーラ。こんな体にしたのは、ニンゲンなんだもんね。


牛には色々な種類がいる。
乳を出す牛、肉になる牛、物を運ぶ牛、毛の長い牛。
今、地球上にいるすべてのウシの仲間は、人間が野生の牛を飼い、育て、長い年月をかけて品種改良した結果の姿をしているのだという。
原種のウシは、もう地球には存在していないそうな。

中でも乳牛、とりわけホルスタインは、まさしく改良に改良を重ねた品種。
もともとは自分の子を育てるためにあった乳房は、一日に50リットルもの乳を生産するようになり、立ち上がる時に自分の足で踏んでしまうほどに大きくなり。(個体差はあるけれど)
それだけの牛乳を作り出すためには、一日に数トンもの血液を必要とする。
お産の前後は、体が急激に乳を作り始めるためにエネルギー不足、カルシウム不足となり、気をつけていてもさまざまな弊害が起こってしまうのだ。


日本にいる数百万頭の牛たち。
当たり前だが、その中に寿命いっぱいまで生き、老衰で天寿を全うする牛は、ほとんど存在しない。
だって、経済動物ですもの。
乳をいただき、乳が出なくなれば肉をいただき、乳にも肉にもできないならば、飼い続ける意味がなくなる。
だけど、牛を飼う人々が自分の牛を自らの手で肉にしなくても良いという仕組みができている。
だから、「もう乳牛として飼うのをやめました」という牛は、かわりに肉にしてくれる業者さんにお願いして、連れて行ってもらう。
病気の牛も、業者さんが連れて行ってくれる。
だから牛飼いは、牛を飼って、飼わなくなった牛はトラックに乗せてサヨウナラして、日々を過ごしている。

f0032403_22345588.jpg牛舎を見渡す。
ここにいるすべての牛たちは、ほぼ間違いなく、寿命いっぱいまで生きることはない。
人は、ごくごく当たり前のこととしてそれを知り、そういうものだと思って日々を過ごしている。
考えてみると、ここにいるすべての牛は、(突然の事故でもない限り)自分が必ず人の手で最期を迎えることになるなんて、当たり前だが知らずに生きている。

ただ、それだけのことなんだけど。


ずーーっと昔、まだ子供の頃、家に藤子不二夫のSF短編集があった。
たしか、SFは「少し、不思議な」の略でもあるって書いてあって。
その中に、『ミノタウロスの皿』っていう短編があった。
見知らぬ星に宇宙船が不時着して、星の人に助けられるんだけど、その星で文明を持っているのは、牛にそっくりな顔をした人類。家畜として飼われているのは、地球人と同じ姿の人間。
主人公はその中のかわいい女の子に恋をするんだけど、そこの人類に大切に大切にされている彼女は、お祭りの日の生贄のために育てられている。
その女の子に「生贄になれることは名誉なこと」「おいしそうでしょ?」なんて言わせてしまうあたりが、ブラックでシニカルなのであります。


愛情ってなんなんだろなーなんちゃって。
「よしよし、かわいいね。元気に育てよ!」って面倒見て、病気になったら心配して、大人になってもかわいがって、経済性がなくなったらトラックに載せちゃうんです。
だけど、かわいがっているのは本心なんです。
そういいながら、たとえば治療に莫大なお金がかかるなら、手離します。
牛だけじゃない。
お米だって、人間が改良を重ねた結果の、自然ではありえない姿であり。
野菜だって、毎日声をかけたり水をやったりせっせと大切に育てて、「おいしくなってありがとう」とか言いながら食べちゃうんです。

人間、カスミを食べても生きていけないから。


f0032403_22355898.jpg愛情だのかわいそうだの、変に考えたりしないで、あったりまえな事として虫を食べる鳥、鳥を食べる獣、世の中はほんとうはそういうものなんだと思う。
でも、どういうわけか謎の感情をニンゲンは手に入れた訳で。

矛盾しててもいいと思いまっす。
勝手に矛盾して、勝手にその矛盾にわびて、それしかないっしょ。


だから、勝手だけど、ごめんね、ニーラ。
by ushimaton | 2011-01-26 22:42 | まきばにっき

雨と牛と草と牛乳とジンパ

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あいにくの雨ではあったけれど。
ブログつながりのお友達、クルミルクさんの牧場に行ってきた。
春にバーベキューを企画していた、放牧酪農家さんのところだ。
タイミング悪く、その直前に九州で口蹄疫が発生してしまい、実施することができなかった。

クルミルクさんの牧場の放牧も、もう終わってしまうという。

ようやく口蹄疫の落ち着いたところで、あのときに参加希望してくれていた人々を中心に、急遽再び声をかけてみた。
…しかし今回は、笑っちゃうくらいいろんな事情で、今回は都合が会わなかった人々が続出!

仕事の人。
引っ越しの人。異動の人。
卒業試験直前の人。
「急に『ためしてガッテン』の取材がくることになった!」という、酒蔵の聡美ちゃん(爆)
(ためしてガッテンで酒粕特集があるらしいよ!聡美ちゃんとこの『寺田本家』が出るみたい。皆さんゼヒ見てね!!)

結局、今回の参加は4人。
全員、札幌からの10年以上の腐れ縁の友人たちだ。

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ジンパ、しました♪
すなわちジンギスカンパーティー。
札幌で、大勢集まって(4人だけど)賑やかに楽しむアウトドアといえば、これでっしゃろ(≧▽≦)

メンバーの一人が、東京駅近くにある北海道のアンテナショップで、本場の長沼ジンギスカンを買ってきてくれた。
しかし、何より驚いたのが、クルミルクさんのお宅にジンギスカン鍋があること(ブログのコメントか何かで聞いてはいたが)。
しかも大中小三つも!!!
バーベキューコンロや七輪なども完璧装備のクルミルク家。
農家、というか田舎のおうちって、これがいいよね。
気兼ねせずに思いっきり炭を起こして大人数でバーベキューができる環境、そして、やろうと考えることができるということ自体。
…まぁ、私の実家もしょっちゅうやっちゃうけどね、車庫で(^^;)

到着したときにはもうすっかり準備してくれていて、いい具合に燃えた七輪に立派なジンギスカン鍋がどかりと腰を落ち着けていた。
おかげで楽しめましたー♪
雨はぱらぱら降ってきたが、乾草でいっぱいの倉庫の軒先をムリヤリ貸していただき、快適においしい肉を食べまくった。

友人たち持ち寄りの、鎌倉土産の地ビールと、ドイツ土産のワインと、山梨土産のワインも堪能。
ぶとういやぶどうを食べ損なったのがいまだに心残りである。
っていうか、まったりしすぎて牛の近くにあまり行けなかったのが一番心残りではある。
まー雨だったしな…。でも、一番の理由はジンパでまったりしまくりすぎたってことか。



「雨の予報だけど、どうする?」
と、あちこちからメールが来たときに、どこか屋根の下を借りられるなら雨天も決行!と率先して言ったのは、私だった(^^;) いやそのすんませんというか確信犯というか…
屋根がないかも!?となった時はひるみましたが(笑) 
日程がこの日じゃないと、というメンバーがいたというのもあるけれど。
実は一番ひっかかっていた、現したかったのは、

「晴れても降っても、うしたちの暮らしはあるんです。」

ということ。うまく言えないけど。

行楽地のひとつとしてではなく、もっとあたりまえな場所として、牧場を見てもらいたかったのだ。
そっか、そういえば、雨が降っても雪が降っても、牛は変わらず生活してんだよなぁ。
って。
当たり前でわかっていること?
そうなんだけど、でも、知識としてわかってる気持ちでいるのと、目で見て肌で感じるのって、実は違うと思うんだ。
もちろん晴れていい気候であるに越したことはないんだけど(笑)、天気が悪いから延期、というのは、なんとなく違う気がしてイヤだったのだ…。


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牛乳も飲ませていただきました~♪

放牧されて、地面から生えている生の青草を一日中むしゃむしゃしていた牛たちの、牛乳。
実は貴重なもんです。

「え、牛ってみんな、昼間は草原の上を歩きながら草をむしゃむしゃしてんでしょ?」
ちがいます。
「でも牛乳パックのイラストとか、テレビの牧場風景とか、必ず草原にいる牛だよね。」
イメージ画像と映像です。実際は少数派です。
「草原にいないでどこにいるの?」
牛舎です。
「草食べないで何食べてるの?」
人間が配合した穀物や乾草など。

特に、首都圏の牧場で、放牧を実施しているところはほんとうに少ない。

人間の母乳もそうだけど、牛乳の味も餌によって実は違う。
だから、放牧されて青草を食べた牛乳を味わうのは、首都圏では大変なことである。

味なんて好みの問題だから、うまいとかまずいとか一般論的に断定はしない。
ただ、私は、クルミルクさんのところの牛乳は好きだ。おいしいと思った。
飲ませていただいたときに気がついた。
「甘い」と「おいしい」は、違う。
甘い=おいしい、甘くない=おいしくない、ではなかったのだ。
放牧された牛より、穀物などの濃厚でカロリー高くて高脂肪の乳を出す餌を食べた牛の乳の方が、脂肪の甘みがある。
それはそれでおいしいと思う。
でもね、おいしさって、それだけじゃなかったんだ。
人間の舌を、そんなに見くびっちゃいけない。退化させちゃいけない。
私には大きな発見だった。


お忙しい時間を割いてくださった、クルミルクさんと奥様。
ジンパのところにかけつけて、差し入れにおにぎりを下さった。
「なんだかわかる?」
「あっっっ!!くりごはんー!!!」
ブログで「くりごはん食べたい」とぼやいていたのをおぼえていてくださったのだ!!!
きゃ~~☆(≧▽≦) やさすぃ~~~!感涙もんだ~~~!!!

ありがとうございました。

また、いろんな話の続きがしたいもんです。

また、来ます。

どうもありがとう。



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来てくれたお友達ありがとう。
また来ようね。
風邪ひかんかったか?


…次は…晴れてますように(爆)
by ushimaton | 2010-10-14 22:49 | まきばにっき

勝手になつやすみ

夏休みをいただくことにいたしました。
勝手にそう呼んでるだけだけど(笑)

ほんとうに忙しく暑く気分的にも盛り上がれず、ひたすらギリギリだった7月~8月。
自分の好きに使える「休日」は数えるほどで、具合が悪くなるほどの酷暑を一日一日と乗り切っていった感があった。

それが、ここにきて、少し改善の気配!
今月はどうやら、怪我をしていたという人も復活できそうで、普通にお休みがもらえそうらしい。
と、昨日判明。
どうせこの通りにはならないだろうからと放ったらかしにしていたシフト表を改めて眺めてみたら、なんと3連休に私は一日も出勤しなくていいことになっているではないか。
め、めずらしい!
しかもその前後に朝搾乳の当番もない!

こ、これは、少なくとも今年中には絶対にもうないな。
年末年始だって帰れない、これは牛飼いの宿命だし。

「連休につなげて休みを取るなんてKYだ」などという発言を気にしたりしていた私だったが、もう気にするのをやめた。
だって、8月は本当に本当に大変だったんだもの。
それを知っている人ならKYなんて言わないはずだもの。
知ってても言う人がいたとしても、気にしないもん。
だから、9月の3連休に一日だけ休日をくっつけさせてもらって、4連休をこしらえることにした。
そして、それを「まとんの夏休み」に制定することに決めた。
9月17日(金)~20日(月)は、まとんの夏休みです。

めったに実家に帰らないことで有名な(笑)まとんだが、帰ります。
前日の仕事終了後、夜の便に乗って。

今日、きいてみたら、OKもらった。
さっそく飛行機も予約した。



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いつもたくさんお世話になっているyokuyaさんご一家にお誘いをいただいて、夕食をご馳走になった。
下の息子さんが帰省されての一家団欒に紛れ込ませていただいてしまった(*^o^*)
yokuyaさんの奥様はむちゃくちゃ料理が上手。
そして一家全員すごい酒豪。

「あれっ!これって、ナーベラーじゃないんですか!?」
「そうなんですよ。沖縄から買って帰ってきたんですよ。」
「うわあ!」
大好物のナーベラー(へちま)をこっちで食べられるなんて☆(≧▽≦)感激!
いつもお気遣い本当にありがとうございます。



そんな風になんだかよくわからないうちに、暑さに翻弄されてパッサパサになっているうちに、まとんはこちらに来て半年を迎えた。
まだ雪が降っていた3月。
そうか、半年か。

半年たって……。

しみじみ楽しんでいるもの、お気に入りなもの。

★焼きたてパン屋さん
まとんは、パン屋さんの焼きたてパンというのがもう大好きなのだ。
パン屋さんじゃなくてもいいが、パン屋さんでもなく焼きたてパンを作るのはみっちゃんくらいなもんだからな(笑)
さすが都会、おいしい焼き立てパン屋さんがあちこちにある。
カフェになっているところも多い。
愛するクロワッサンを食べながらカフェで本を読むのがまた、いい。本はウシの疾病の本とかだが(爆)

★寮母さんのごはん
この夏を乗り切ったのは間違いなく寮母さんのお陰だ。
平日の昼と夕食を作ってくれるのだが、暑さに負けないよう、食欲をそそるよう、野菜もたくさん摂れるよう、細かく気を遣ってくれる寮母さん。大好き。
感謝状あげたい。
ガテン系男子仕様だからすごいボリュームなんだけど。

★ナタデココ
いや、なんか、最近はまってます(爆)

★畑のお手伝い
夏になってから行ってない(涙)
でも、とてもいい気分転換だし、あったかい家族の皆さんがしみじみ好き。


なかなか好きになれないもの

★道路
広くてまっすぐな北海道の道路に慣れているので、歩道が全くない上に道幅が狭く、そしてすごく交通量の多いこちら仕様の道路はつくづく好きになれない。
「こんなとこ歩くな」などと言いながら車に乗っている人を眺めていると落ち込む。
道の限界を明らかに越えた交通量なので、車は殺気立っていて、がつがつしている。
赤信号になってからも普通に3台は突っ込んでくるし、わき道から出る車はほとんど歩行者を気にして出てこないのでとてもこわい。
横断歩道を渡っていて、曲がってくる車にクラクションをならされたり(-_-メ)

★ごきぶり
まー仕方ありませんな。
南の島よりマシ。


そんなこんなで、湿疹以外は体も壊さずやっておりますわ。
なにげにすごいことだと思いません?笑

一頭一頭の牛とじっくり向き合えるような環境なのではないか、と期待してやってきた訳ですが。
確かにその通りだった。
「いつもこの牛は何キロくらいの乳を出していて、今日はこれくらい餌を残して、この牛のお母さんはこれで、娘はこれで、何歳で、こんな性格。」
ここの牛たちはそこまでみんなに把握されている。
北海道の大きな牧場しか経験したことのない私にはとても新鮮だった。
「毎日牛が死んでいる」のが当たり前な大牧場と、同じことをしているけど、違う。
でかい講堂で講義をするのとひとつの教室の担任になるのの違いくらい?笑
いい経験させてもらっていると思う。

いろいろありますが。

のろのろのろまではあるけど、自主的に本を読んだりして、ゆっくりだけど改めて牛の勉強してみているのもプラスになっていると思うし。

いいところだけを集めて進んでいけたらいいんだけどなあ。と思う。



ちょうど半年たったところで、一旦まとんを「換気」いたします。

そんな9月に、します。勝手に。


それにしてもまだまだ一向に一向にほんとにほんとに、涼しくならない。
さすがにね、「もう勘弁してほしい」なんて、ついつい口から出ちゃう今日この頃。
でもさ、終わらない夏はないでしょう。
by ushimaton | 2010-09-07 22:10 | まきばにっき

奥歯に物が挟まったようなうし

動画つけたら展開が遅くなったので折りたたみー。↓

本文はこちらから。
by ushimaton | 2010-08-18 21:23 | まきばにっき

まきばにおいで!

本日は、休日出勤の代休というやつで、初の平日休みとなり申した!

よおーーし、背中に三線背負って自転車飛ばして、公園で最後の花見をして、こっち来て初めての三線の練習だ!!
と思ったら朝から雨ですねん。
しかも超寒い(TдT)

自転車は断念いたした。
しかし、待っていた平日休み。
これで警察署(運転免許の住所変更)と郵便局に行けるってもんだ。
それにしても。
祝日を動かして月曜日にくっつけるという法律がいつの間にか発生していた時は、
「日本中の人間が土日休みだと思うな!」
とか思ったりしたが、官公庁関係は平日の日中しか利用できず、働いていたら行けない。
「どっちやねん!」(笑)

…で、びしょ濡れになりながらてくてく警察署に行って、バスに乗ってちょっと大きな駅までやって来まして。
こっちに来て初めて、インターネットカフェに来ております。
たまには良いもんだ。
携帯ではなくPCからの更新♪
ブログのスキンも変更してみた。
プロフィールがずっと「もうすぐ関東…」になってたのね(^^;)
もうこっちに来て1ヶ月が過ぎました。

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ネットカフェのPCでデジカメのSDカードは使えなくて、写真は結局携帯のしか使えないんですが。

実家から連れてきたものどもをこう、飾って癒されております。

メキシコの、サン・マルティン・ティルカヘテ(たしか)で買った、まとん大好きなハチドリがサボテンの花の蜜を飲んでいる木工芸と、沖縄の天才大王が作ったむねきゅんシーサー。など。
いつも好きな物が目の隅に映るのは素敵なことです。

そのほか、こないだ送られてきた、みっちゃんの娘ひーちゃんの写真と、せり子ママの娘せっちゃんのお手紙とかにも癒されとります(笑)



さて、本題。

関東エリアのお友達のみなさま、まだ見知らぬみなさま。

一緒にバーベキューしませんか?

いえね、北関東(というのかな?)の放牧酪農家さん、リンクも横に貼っているクルミルクさんから、そんなお誘いをいただいているのです♪
先日、お蔵フェスタでもお会いしまして。

来月、5月15日(土)の昼、関東では珍しく放牧をされているというクルミルクさんの牧場で、いろいろな人を集めてのバーベキューを計画されている、と。
ちょうど暖かくていい季節、草原でもりもり草を食べるでっかいホルスタインを眺めながら、我々も飲んだり食べたりしながらのんびりお話しませんかー?

趣旨として、
「酪農・畜産関係者だけではなくて、普段牧場と接点のない一般の方たちに、酪農や牧場を身近に見てもらおう」
ということだそうで。

f0032403_14254394.jpgうし、身近に見たこと、どのくらいあります?

でっかいよー。
すごいヤジ牛だし。そのくせめっちゃビビリ(笑)
パックじゃない牛乳、飲んだことあります?
観光地の牛乳?あれもねー。なんか違うんすよ。

“観光地で飲む、濃厚で「ちち!」って味の、あれが「搾りたての牛乳」の味で、パック牛乳は、どうやってるんだかわからないけど、たぶん薄めて売っている。”
と思っている方々、意外と多いでしょう。

パック牛乳は、薄めてません。
搾った牛乳100%。添加物もゼロ。
ただ、そのままだと乳脂肪分が分離して上にたまってしまうので、ホモジナイズといって、分離しない位に乳脂肪分を細かくして、均一の味で飲めるようにしてあるのであります。
脂肪球を細かくすると、あっさり味に感じるらしい。
本当は牛乳は餌によってや季節によって、味がちょっとずつ違っている。

大半の牛は、牛舎でごはんを食べて、乳を搾られている。
草原を歩きながら地面の草をむしゃむしゃやって乳を搾られる牛は、少数派。
そういう牛でも、草しか食べないでは栄養が足りないので、そのほかの餌はもらって食べております。
なんで?それはね、
乳牛とは、人類が作り上げた生物であるということ。
人類は責任もって乳牛を面倒みなくてはいかんのです。

一般的に、放牧されている牛たちの牛乳は、牛舎で飼っている牛の乳よりも、やや“あっさり”している、といわれております。
ほら、色々と意外だったでしょう。

クルミルクさんちで、放牧牛の牛乳をいただいて、飲める人はビールなど飲みながら、お子さんたちは牛たちと遊びながら(いや、大人も遊んでいいわよ)、のんびりわいわい、バーベキュー。
下の記事で一緒にお花見した従妹ファミリーやリアル友人数名も、調整がつけば来るって(*^o^*)
クルミルクさんのお宅にも小学生のお子さんたちがいるので、家族でも是非。
まとんのようにぜんぜん家族じゃない方も是非(爆)
移動距離長くなりそうな友人連中は、前日まとんと布団を分かち合いましょう(爆)
バーベキュー費用は実費で徴収となりまする。

って、かなり勝手にあれこれ書いちゃったけど(^^;)
人数多いほうが楽しいでしょう♪

もし興味があったら、連絡くださいな。
なんでしたらコメントの「非公開」にチェックを入れてもらえば、私にしか読めません。

私もクルミルクさんの牧場行ったことないから楽しみだー。

まきばのおさそいでした。
by ushimaton | 2010-04-12 14:42 | まきばにっき

初めて面接で感激した話。

どういうわけか、いや大体は自分で決めてなんだけど、農業含むいろんな職場を経験してきた。

初めて畑作、酪農の仕事をしたのは9年前。
去年の秋にもお世話になった、オホーツクの町。
「これは何の葉っぱですか?」「ジャガイモ。」
「牛も赤ちゃん産まないと乳が出ないんですか!」「そうだよ。」

そんな極基本の基本から何も知らなかった私に、たくさんのことを教えてくれた。

それからも色々なところで色々な事があり。
だいたいにおいて、とても人に恵まれているこれまでの私なのだが、それでも様々なものと出会う。
仕事というのは、業種ではくくれないくらいに様々な職場があるものだと思った。

あるときは、面接後の上司との面会で、
「一生懸命頑張ります。」と挨拶をしたら、
「いや、うちの会社にとって、あなたが一生懸命やるとかやらないとかはどうでもいいんです。
われわれにとって重要なのは、あなたが使える人間かどうかということなんです。」

と言われたこともあった。
別に私に意地悪しようと言ったのではなくて、見方を変えるととても熱心な部長さんでもあった。
まーそういうコト言っちゃうタイプなので、あんまり部下の評判は良くなかったけど(^^;)

3時に、「お茶、飲みますか?」と訊いたら、
訊かないで黙って淹れて来て欲しかったとかで、
いきなり机のものを床に払い落としながら暴れる専務のいる職場とか(T_T)
自分で淹れれ~(心の声)

「うるっせえ!黙って俺の言う通りにしろ!」
といきなりキレる親方にビクビクする職場があったり。

「どうしてこれをするんですか?」と訊いたら、
「そうって決まってるから。」と言われてよくわからなかったり。

同僚は、
「どうしたらいいか、とか、何をすべきか、っていうのは、私たちの考える事じゃない。
使う人がそれを考えて、言われたことをするのが私たち。」

とアドバイスをくれた。
ある意味これもすごいプロ意識。
お金を貰って使われているからには、理不尽でも意味不明でも、言われたとおりに働く。
ただ、私は、なかなかその境地には至れないのだ。

使ってもらう立場の人間として、
言われたとおりに言われたことだけをしてほしい”、と希望される職場と、
自分で判断して工夫しながらやって欲しい”、と希望される職場があるのだな、大きく分けて。
前者的な使われ方でやっている人たちにとっては、後者のような「自分の判断」を求められるような仕事は、
「上司の指示がいい加減すぎる。」という不満になる。
それが反対だと、
「意見が反映されない。」という不満になる。
上の人間にしても、その反対の不満。
どの立場も不満だらけで、でもたぶんどれが正しいとかではなくて、どういう関係かというだけなのでしょうな。

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       ↑ 空いた時間に寄った植物園。今回絵的なものがないので…笑


長い前置きになったのだが。

今回面接に伺ったときのお話が、私にはとても印象的だったのだ。


前にちらっと書いたが、研究農場の牛舎の求人だった。
“研究”なだけに、仕事内容はどこまで書いてよいのかわからないので、多くは書かないが。
とても興味深い研究で好印象だったのだけど、こんなごく個人的なブログがまかり間違って
思いがけない誤解や影響を及ぼしてしまうと不本意なので…。(考えすぎ?)

研究農場といっても、というか、だからこそ、実際の農場に通ずる部分も大きい。
湯水のように資金がつぎ込まれるようなシステムではない。
農場としての採算、経営などを考えながら、やりくりしていくことも研究の一環というか。
たとえば素晴らしいものができたからといって、実際の農家の経営で負担の大きすぎるものなら意味がない、
そういうこと、かな。
(まだなにもわかってないんでありますが)

自分達の牧場で生まれた雌牛を後継牛として育て、長く現役を続けられるように体調に気を配り、
大切に育てる。もちろん搾乳もする。
健康な牛たちが健康に生きる環境があってこそ、本題である仕事に取り掛かれる。
私が携わるのは、その環境を作って維持すること。
つまり、「牛飼い」なのだよ。

私の履歴は、大変にけったいなものである。
突っ込みどころだらけ。
年齢もいつの間にか上限に引っかかることを心配する世界になっている(T_T)
それらを含んだ様々なマイナス要因の言葉をもらう事が年々増えていき、
自分で望んだ生き方とはいえ、面接というのは決して楽しみなものではなくなってきていた。
しかも、取り繕おうと努力するとすごい高確率で失敗する(爆)
どうなるかわからないが、思っていることを言う以外にできなそうだ、と腹をくくる。

農場長さんは、現場と自分の仕事に愛情を持って取り組んでいる人なのだろうなぁ、と感じた。
それだけで、その環境は悪いものではないと思う。

「色々な事をされてきているようで…。」
「ハイ…。」

申し訳ないような気持ちになる。色々な世界に首を突っ込んでいるから、どれもこれも中途半端で役に立たない。
「…そんな方が、保障に限りのある契約社員という形の採用になってしまうこの仕事で、いいですか?」
うわぁ…。
この妙ちきりんな履歴書の文字列を、“たくさんの経験を積んだ”と捉えてくれるのか(;_;)
「ハイ、待遇には全く不満はありません。」いやホント。

「基本的に、牛舎の牛の世話をお願いすることになるのですが、ただ言われたことをするのではなくて、
全体の流れを知って『どうしてこの仕事をしているのか』を考えながら働いて欲しいんです。
慣れてきたら、自分の意見も言ってもらったりしたいのです。大丈夫ですか?」

ぎゃー(TДT)初めて言われたそんな質問。
もちろんですぅ頑張りますぅー。

「そのうち、マネージメントもおぼえてもらいたいんです。牛の世話をしているだけでは、
本当の酪農を知っていることにはならないですから。」

まねーじめんと!
これこそ、ただの下っ端従業員には触れることもなかった禁断の世界。
牛の世話がわかってきたと言っても、酪農に関わる収入や支出や経費や、乳質うんぬんなどという世界は
全く謎のカーテンの向こう側というイメージだった。
どの仕事に携わっても、一人では何もできない中途半端さや応用力のなさを感じていた。
まねーじめんとに向かない自信は満々だが(おい)、知ってこその全体像であり、知ってこその応用力なのだろう。

だが、これだけは、確認しておきたい…たとえ自分に不利であっても……。
「あの。私は、農業に多少の経験はあっても、たぶんすぐには役に立たないと思います。
私はそのー、決して要領とか記憶力とか良い方ではないし、できるだけ早くお役に立ちたいと努力しますけど、
ご迷惑もおかけしてしまうことと思うんですが…大丈夫ですか?」
「誰だって、始めはそうですよ。」


職場にこれ以上何も要望はございません。

いつも自信なんてゼロで新しい仕事に向かう私なのだが、今回は今までに輪をかけて、
頭脳的についていけるか、がっかりさせやしないかと不安になってしまうのだった。
なんていうか、学校の勉強みたいな頭脳じゃないんだよね。学校の勉強もできなかったけど(笑
背伸びすると自爆するタイプだから、できることをじわじわ重ねるしかない。


全く初めての分野というわけではない、牛の世話。
だからこそ、するとなったらただ珍しがってするのではなく、もっと踏み込んだ関わり方がしたかった。

その機会を思いがけず紹介していただいて、本当に感謝である。

そういうわけで関東民となりまする。
しばしの間、よろしくお願いいたしまする。
by ushimaton | 2010-02-15 17:24 | 自分のこと

あのひとに会いに。

トマトのお手伝いを終えたまとん、トマト夫妻と一緒に、こちらへお邪魔いたしました。

f0032403_18182683.jpg

私の一番最初のブログ友達であるうしおばさんと、その旦那様カウベルさんのお宅&牧場!

少数のリアル知人が見ているだけだった私のブログを見つけてくれて、世界を広げてくれた一番はじめが、うしおばさんだったのだ。
だからお付き合い歴はもう…3年以上!?
ようやくの初対面となったのだった。

うしおば家とトマト家は、同じ町内の新規就農仲間でリアルお友達なのだ。

f0032403_18293828.jpg「まとんちゃんがこっちにいる間に」と、両家が前から相談していてくれて、帰る前日にみんなでわいわい晩ご飯会をすることになったの♪

うしおば家はそれに合わせて、いつもより早い時間に仕事を終わらせて準備してくださったり、トマト家も多忙な季節なのに無理を押して一緒に来てくれたり。

スミマセンだけど本当に嬉しかった
(*´∀`*)

うしおばさんもAsakoさんも、忙しくお仕事を終えた後でたくさんご馳走を作ってくれたのだよ!
カウベル夫婦の手作りリフォームのこのお宅は、木の肌がしっとり落ち着く、とっても素敵でやさしいおうちだった。


メニューを一回りするだけでおなかが一杯になっちゃうご馳走の山。
ビールを飲んだりワインを飲んだりしながら、ワイワイと賑やかにお喋りして大笑いして、本当~に楽しかった!!


さあ、宴も盛り上がってきたところで。

カウベル夫婦&息子B(夏休みで帰省中)、楽器を持って登場!
ギターにチャランゴ、ケーナや太鼓などのフォルクローレ楽器のホームコンサートの始まり~。

曲はもちろん、南米アンデスの民族音楽。
すごいねー。かっこいいねー。文化があるねー。
上手だし、何よりも楽しんで演奏していて、すごく素敵な家族の姿だった。
拍手喝采!!(≧∀≦)

そして…
や、やっぱり、やるんですか?(-_-;)

実は、1週間以上も前から、まとんも一緒にセッションをすることが決まっていたのだ。
もちろん、三線で。
まだまだまだまだとても、人前で(しかも三線私一人で)演奏なんてとんでもないレベルではあるのだが。

確かに、私が沖縄にいるときから、「北海道に帰ったら遊びに行くから、一緒にセッションしましょうねー!」と盛り上がっていた。
(まだまだ遠い未来の約束だったので無責任)
さらに、「セッション何します?十九の春?」とフッたのは、私(-_-;)

本当にヘボくはあるけど、これはもう逃れようはないな、と観念して、トマト家にも三線を持ってきて、仕事の後で慌てて練習したりしていたのだが、手遅れ過ぎ。
練習してたからブログの更新も滞っていたでしょ?(いつもか)

結局ホントにヘボヘボヘボだったけど、でも、すごーく面白かった。

「セッション」どころか、ほかの人の音なんてとてもとても聞いていられないいっぱいいっぱいの私。
でも、カウベルさんがやさしくそれに合わせてギターを弾いてくれた。
みんなで歌を歌って、太鼓たたいて、ほのぼのにぎやか。

次に会うときまで、もっといっぱい練習しておくからね!

この晩のことは、カウベルさんのブログうしおばさんのブログ(お休み中ですが)、トマト夫婦のブログにも載っております♪

f0032403_19102842.jpg

次の朝は、超!久々に、酪農仕事のお手伝いをちょっとだけさせてもらった。
今までした事のある酪農の仕事は、どちらも百頭以上の牛をパーラーで搾る、フリーストール牛舎の牧場だった。

カウベルさんちは、山あいの放牧地に夏の間は牛を放牧していて、搾るときはつなぎ牛舎(というのか?)でのパイプラインの搾乳(牛の間を人が移動して搾る)。
朝の涼しい空気の中、丘を登って牛を追ってくるのも、搾乳も、初めてづくしでなんとも楽しかった♪

…なんか挙動不審になっちゃって、ほとんど役には立たなかったっすが、あの、体験させていただいたってことで…(汗)

f0032403_1919043.jpg

昼間は小雨混じりの天気だったが、のんびり放牧地をお散歩した。

いい景色だなー。

ここの牛たちは、人間に過剰な警戒心がなくて、そばで一緒に放牧気分(笑)になって歩いたりできて、まとん的に非常にツボであった。
牛と一緒に放牧されたの初めてー(´∀`)

以前うしおばさんやカウベルさんのブログに登場していて、なんとなく「子牛」とずっと思っていた(笑)牛たちが、もうすっかりお母さん牛だった!(@_@)
当たり前なんだけど、地味にビックリ。
そんなに時が流れていたのね…あたしすっかり浦島太郎だったもんで…。

f0032403_19245641.jpg



  頭がカユい。


f0032403_19261443.jpg


ホルブラ(ホルスタイン×ブラウンスイス)ちゃんもおりましたよ~。



f0032403_1928491.jpg名犬クリちゃん。

ものすげーハイテンション。
人が近づくと、嬉しくて嬉しくてバインバイン跳ね回り、前歯を剥き出しにして「イー」の顔をして、アメリカのマンガか何かみたいに「ブルルルルッ!!」と首をブルブルさせる。

やがて落ち着いてお座りし、息を整える。

お喋りしすぎて、帰りのバスにギリギリの時間になってしまった。
大慌てで最後の荷造りをして(おいっ!!)、うしおばさんの運転する車に乗って、バスターミナルのある隣町に向かう。
計画性なさ過ぎ、自分(-_-;)

本当は、その途中にあるトマトファームに寄るつもりだったのに…。

うしおばさんのアドバイスを受け、車の中からトマトさんに電話をかけ、「立ち寄れないけど、家の前通過します。」と言っておいた(笑)
トマト家の前に近づいたら…小雨の中、カッパを着て、道路わきにたたずんでいる二人の姿が見えてきた。

私たちの車に気づくと、二人はニコニコと手を上げて、車に近づいて助手席の私に袋を手渡した。
中には真っ赤なトマト。


みなさん、本当にありがとう。
by ushimaton | 2009-08-25 21:08 | ともだち&チビッコ

神様そりゃないよ

私が初めて酪農と関わった時の理由は、「それしかなかったから」だった。
畑作農家の手伝いをしているうちに冬になり、冬の間の仕事を探していて、見つけてもらったのが酪農の仕事だったのだ。
探してくれていた畑作の親分に、
「仕事見つかったぞ。酪農だ。」
と言われるまで、酪農なんて考えたこともなかった。

「うわー、牛ってこんなにでっかいんだぁ。」「牛の乳って4つなんだぁ。」
そんなレベルで始まった、私の酪農。
牧場の人たちは、親切に楽しそうに、仕事を一つ一つ教えてくれた。

「今日、牛舎にフォークを立てかけたまま忘れちゃってて、慌てて取りに行ったら、フォークの周りを牛がぐるーっと取り囲んで、みんなでベロベロにしてたんですよー。」
そんな日々の些細なことがすべて可笑しくて楽しくて、何でもかんでも報告していた私。
それを聞いて自分も面白がって、「そういえばこの前こんな牛が…」などと話してくれていつも盛り上がった、Hさん。

私の酪農に関する知識やノウハウのほとんどは、この人に教わったものだった。
春までのたった5ヶ月間というアルバイトだった私だが、牛のこと、搾乳のこと、酪農のこと、質問すれば何でも答えてくれたし、むしろ嬉しそうにいろいろと教えてくれた。
赤いラインを沢山引いた資料も、色々とくれた。勉強会にもついて行った。
私より2,3歳年上なだけだったが、まさに「酪農師匠」な存在だった。
(子牛の育成は、その後の牧場でのみほちゃんが師匠。)

農場の跡取り息子で、それに関してはとても前向きで、大学で酪農を学んだ後はそれを自分の農場でしっかり活かしていた。
無愛想で口数が少なくてバリバリに働くから、おっかない印象。だけど、話して打ち解けると、顔面全部でニカ~~ッと笑ってすごくおしゃべり。そのギャップが楽しい。
奥さんと生まれたばかりの娘をめちゃめちゃに可愛がっていて、低ーい声で
「可愛くて仕方がないんだ。」
なんてニヤけながらのろけていたのが記憶に残る。
お好み焼きをするから来い、とか、今日は鍋だぞ、とか、よく家に招いてくれた。
私は、そのお礼代わりに、一眼レフカメラで家族の写真を撮った。
牧場をやめて畑に戻った後も、何かとお世話をしてくれた。

能率的で、清潔な搾乳と牛舎。
おおらかで面倒見の良い人たち。
初めて関わったのがこの牧場だったから、その後も牛と関わる事が多くなったのかもしれない。

プチ同窓会に行っていた時、外でたまたまHさんと行き会った。
顔を合わせたのは5年ぶりくらい。
「お久しぶりですー、憶えてますか?」と駆け寄ったら、
「Mだろ。」と低ーい声で言って、ニカーッと顔全部で笑った。
「元気でしたか?」と聞いたら、
「元気じゃなかったぞ。」と言いながら、杖に体重を持たせ掛けた。
「左足の感覚がないんだ。トラクターから落ちてな。」
足が悪いようだという噂は聞いていた。

小一時間、他愛もないおしゃべりをした。
私たちは出かける前で、Hさんは仕事の途中だった。
「それじゃあ…」と言いかけて、また何かの話が始まる。
無愛想なようでいて、実は話好きなのも相変わらずだった。




あまりにも突然の訃報。

あれはほんの2週間前のことだったのに。

急展開の病状だったのだという。
一人で、いってしまったのだという。

ほんとかなあ。本当にもういないのかなあ。
ハチャメチャやる人だったけど、入院した時の話とか聞いたけど、だけどこんな日が来るなんて、一度も想像できない人だったのに。

バカだな。お酒もタバコも、やめてなさそうだったもんな。
お医者に止められているっていう話も噂で知っていたんだから、あの日、話しながらHさんがタバコを出した時に、一言止めればよかったのかな。
「10年持てばいいと思ってガンガン全力でやってる」なんて言って、それから2週間だよ。

確かに、あまり自分を大事にはしていない人だったかもしれないけど。
それでも、神様、これはあんまりだ。

ニコニコ笑いながら見せてくれた携帯の待ち受け画像は、胸にピカピカの名札をつけて桜の下で微笑む二人の娘。
大きくなっただろ、今は別々に暮らしているけど、毎週電話で話すんだ、誕生日のプレゼントに洋服を頼まれた、なんて言ってた。
娘さんもきっとそのうち会いに来ますね、リハビリすれば、足もだんだん良くなりますよ、バイクも乗れますよ、って私は言った。

そりゃないよ。
悲しいけど、だんだん「そりゃないよ」って気持ちが強くなる。
お父さんもお母さんもおばあちゃんも子供たちもみんないるのに。
みんなの心のケアをどうしてくれるんだ、Hさん。
戻ってきてあやまって、もうお酒はやめなさい。


思う存分駆け回って、バイクに乗って、娘を抱きしめて、それから天国に行ったのでありますように。
あなたのことは忘れません。
by ushimaton | 2007-09-25 23:07 | つらつら


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


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