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牛乳は有害で牛飼いは残酷か

先日、ぼちぼちやってるツイッターで、ちょっとした騒動があった。
(性質上いつもちょっとした騒動はある)


『牛乳、牛肉は、危険だから食べてはいけない。』
というようなツイート(投稿)をした人がいて、それを拾った畜産関係者たちが色めき立って抗議したり説明を試みたりしていた、ようだ。

『日本で飼われている牛たちは、劣悪な環境で薬漬けにされ、病気になっていて、早死にするかごく若いうちに殺されている。だから牛乳も牛肉もきわめて不健康で体に悪い。そして牛は可哀想。』

だいたいこんな感じのツイートであったようで。
もちろん、誰が何を言っても(ある程度は)構わないものであるが、実際に畜産業に関わっている人がこれを読めば、そりゃあ、腹も立つし反論したくもなる。
私も、思わずこのツイートを読んでしまったときは、しばし凹んだ(笑)

f0032403_2158138.jpg牛乳有害論というのは数年前からちらほらと一部でささやかれたりもする話題であり、このツイートを読む前にも、牛に関する調べ物をしようとしていて、こんなようなことを書いているウェブページに当たってちょっとがっくりした事もある。
この手の、あまりにも実際を逸脱した極端な事を書いている人は、たぶん悪い人ではないとは思うが、その考え方(?)に頑なになってしまっていて、当事者たちの言葉にも素直に耳を傾けられない場合が多い気がする。
彼らにとって、「そんなことはない」という意見をいくら当事者が言ったとしても、それは「企業と政府の癒着による隠蔽工作」に思えてしまうのだ。

もちろん、そんなふうに思っている人は、世の中のごく一部だ。
だけど、それを読んだときに、業界に関わっている私たちは、たった一部の人の話であるにもかかわらず、なんだかすごく気になって、嫌な気持ちになって、なんとか正そうと必死になる。
これって何だろう?
この歯がゆさの奥にねっとりとあるこれ、何だろう。

『有害論』を唱えている人は、だいたい、実際の畜産の現場をほとんど知らない人である。
(当たり前か、実際を知っていたら“嘘・大げさ・まぎらわしい”って知ってて書いている事になってしまうから。)
ほとんど知らない。
だけど、業界人以外の人はみんな、ほとんど知らないものである。
そんな時に、「知らないから実際見てみよう」ではなく、「牛ってこんなに不健康で可哀想なんだってよ!」という方向に行く。
何故か?

そして、それを聞いた実際の牛飼いたちは、その無知ぶりを攻撃し、説得を試み、「牛をわれわれは愛しているし、牛も健康に生きている」とわからせようとする。それは一生懸命に。
私だって、返信文を書きたくなった。
放っておきたくない。何故?

そもそもが、有害論者が「どうしたい」のか、読んでもわからない。
日本から(世界から)畜産業をなくしたいのだろうか?
そして牛乳や乳製品をなくしたいのか?
だって、「牛は長生きできずに若いうちに殺されて肉にされる。可哀想。」を解決するには、牛肉を食べるのをやめるしかない。老牛になるまで飼ったとしても肉になるのは同じだから。
だけど、唱える人々も、はっきりと何かを訴えたくて書いているのとちょっと違うような気がするのだ。

根っこには、やっぱり、「食べる人」と「育てる人」の大きな分断がある。
食べる人々が、あまりにも、それを生産するところから離れてしまっている。
だから、まったくわからないから、「こんなに危険なんだってよ!」「毒なんだってよ!」というセンセーショナルでショッキングな内容に吸い寄せられる。
牛のことだけじゃない。
農薬のこと。化学物質のこと。原子力のこと。今、ありふれていて、でも実際何でできているのかどのくらいの影響があるのかよくわかっていないものへの不安。
私だってそうだ。

そして、でも、それだけじゃない、と思った。

f0032403_21591766.jpgちょうど、以前も記事に書いた内田樹さんの文庫本を読んでいたところで。
その中の第5章『共同体の作法』の話のひとつ『食の禁忌について』を読み、大いにうなってすっかり歩みを止めていたところだったのだ。
これは、是非とも読んでいただきたい。
この本自体、目からうろこというかウ~ムそうか、という内容でいっぱいなので、オススメである。
特に第一章の『男の落とし方』からすでにオモシロすぎる…って、話は脱線したが(笑)

『食の禁忌について』の中で触れている禁忌とは、「肉」に関わる禁忌である。
われわれは、草を食む牛たちの姿を愛で、うまい肉に舌鼓を打ちながらも、その間に何が行われているのかを厳重に生活から締め出し、触れないようにする。
人間が殺される映画の場面には耐えられても、家畜が殺される場面には耐えられない。
これには、じつは人類的な意志の力が働いているのではないか。と。

『家畜が食肉に「変換」される工程については、そこで何が起きているかを、隠蔽するにせよ、神話化するにせよ、「あきらかにしない」という点については人類史的に合意が成立している。それは、それをあきらかにする事がきわめて危険な「副作用」をもたらすことに私たちが無意識のうちに気づいているからである。
その副作用は、「動物を殺した罪は誰が引き受けるのか?」という問いのかたちをとる。』


腑に落ちるとはこのことか、と思った。
誰もが、意識しているにしてもしていないにしても、きっとどこかで持っているのだ。
生きている事と切り離せない、根源的な、ある種の“罪”の意識。
人間は、“罪”と感じる脳を持ってしまった。

だから、有害論者は、畜産を攻撃する。
現実を知る方向ではなく、根拠も浅い刺激的な攻撃論に同調する。
劣悪な環境、可哀想な牛たち、冷酷な牛飼いたち、と非難することは、無意識のどこかに自分も含めた人類への攻撃を含む、気がする。

そして、だから、私たち畜産業界者は、それに激しく反応する。
私たち自身が、無意識のどこかに押さえ込む“罪”のうずきを刺激されるから。

本当にね、悲しくなっちゃう。
こんなに毎日真剣に向き合って、睡眠を割いてお産を監視して介助して、体調管理に気を配って一生懸命やってて、「鬼!ヒトデナシ!」みたいに言われるとね。
だけど、私は、今の畜産を丸ごと擁護するつもりでもない。
火のないところにも煙が立つこともある。けど、これに関しては、極論に導くための“入り口”は、存在する。
だからこそ私たちは、苦しく不愉快な気分になる。

私は酪農家の娘でもないし、特に贔屓目で見るような思い入れがあってこの仕事しているわけじゃない。
どちらかというと、なりゆきで足を突っ込んだ業種だった(笑)
だから、むしろ良かったかなという気もする。

私は、肉牛の肥育があまり好きじゃない。
日本人たちが大喜びして褒め称えるような、「サシ」がたっぷり入った黒毛和牛を育てるには、当たり前だが脂肪のたっぷりついた牛に育てなくてはならない。
牛の健康を維持しつつも脂肪たっぷりに育て上げる、というのが、農家の腕の見せ所ではある。
だけど、そもそも脂肪たっぷりの牛に育て上げる、というのは、完全に人間のエゴに牛を合わせた姿である。
普通に赤身の肉食えよ!!って、言いたくなる(笑)

時折私も記事にするように、乳牛は、乳を出すために人類によって改良された姿である。
それは今でも続いている。
乳をたくさん出す牛が残され、乳をたくさん出す遺伝子の雄牛を種付けして、乳をたくさん出す子牛が生まれるという事によって。
そろそろ、いいんじゃね?って、言いたくなる(笑)

牛を、かわいそうだと思ってますよ、私は。
だけど、それは、牛飼いによって虐待されて病気と薬漬けでかわいそう、なんじゃない。
人類が背負った“業”としての、感情。
牛乳がどれくらい「有害」なのか、わかりません。
本来の人間の食べ物ではないだとか言うけれど。
だけど、たとえば縄文時代まで日本人は米を食べてなかった。

そんな、さまざまな思惑が入り乱れて、なんだかどうにもならない後味の悪いやり合いをすることになってしまうのね。


f0032403_21594325.jpgとーもーかく!

根源的な部分は仕方がないとして。

生産現場と消費現場の離れすぎは、何とかできる部分でしょう?
離れすぎを逆手にとって、現実よりもイメージを利用する、業界やマスコミも悪い!
実際は、草原で草を食む乳牛たちも、母牛の乳に吸い付く子牛も、ごく一部の姿でしかない。
牛乳パックにも、酪農のイメージ映像にも、その絵を使いすぎ。
だから、「実際はこんなんじゃないじゃん!」となるのに。

隠すべきものじゃない。そんな必要ない。
ありのままを見せるだけでいい。
良いイメージにする必要もない。
そう思う。



このブログは、ただのまとんのへっぽこ日記以上の何にもなれないものだけど、せめて訪れたいくらかの人には、ありのままを知ってもらえればいいかな、と思う。

いいところも、悪いところも。
by ushimaton | 2011-02-21 22:28 | ウシ話

とりあえず報告

春の気配を感じつつ冬に逆戻りを繰り返す季節でございます。

やっぱり当たり前だけどこっちは春が早いなあ。
さむくてさむくて雪が降っても、梅はもうあちこちで花開き、足元の枯葉色の草を分けてたんぽぽの黄色がぽっちり咲いていたり。
さむいけど。
でも、あの筆舌に尽くしがたい昨年の異常な猛暑に比べて、いくら「今年は寒い」と言っても、かわいいもんでありますわ。


そんな今日この頃ですが。


年賀状を出した方々には書いてあったと思いますが。
あ、出したのに来ていないという方ごめんなさい。札幌宛の年賀状はつい先日やっと読ませていただきまして…すんませ…。

今年度いっぱいでここでのお仕事の契約を終え、更新はしないことにいたしました。
つまり、3月いっぱいで、ここの生活はおしまいという事になります。はい。

残る一月半、まずは無事に、そしてできる限り有意義に、やっていこうと思いまする。


本当は去年の秋にはもう決めていたのですがね…
ぐだぐだあれこれなうちにもう2月になってしまい(^^;)


とりあえず、ご報告ということで……。



f0032403_21133842.jpg


先日、一瞬だけお会いできた、インドの白牛。
こぶだー。
耳でかいー。
かわいいー。

乳用でも肉用でもなく、立場的には「県知事のペット」ということになってるんだって!!
そういうふうに、ただゆっくりと生きている事がゆるされている牛が、日本にいたのだねえ。


いつかゆっくりお会いしましょう白い牛さま。
by ushimaton | 2011-02-14 21:18 | まきばにっき

牛が死んだ

お産の後で体調を崩した牛の様子を見に行ったら、死んでいた。
どさりと倒れて、首は飼槽の中に入っていた。

ほんの少し前に見た時は、元気はないもののちゃんと立っていたのに。
確かに調子は悪かったが、死を感じさせる前ぶれすら感じる間もなかったので、とてもびっくりした。
二日ほど点滴を打ってもらい、回復しているように見えていたのだけれど。
急性心不全、とのこと。獣医さんの回診の1時間ほど前だった。

本当に死んだ直後だったようで、まだやわらかく、温かく、瞳もきれいだった。

f0032403_22342231.jpg牛の死が初めてなわけじゃない。
そこそこ大きな農場ばかりで仕事してきていたから。頭数の多いところでは、牛の死はすでに日常の範囲にある。びっくりするような死にも何度も会ってきた。

これまでの牛の死は、体調を崩すまで、あるいは死体を見るまで、たくさんいる牛たちの中のどれか一頭という存在だった。
今日死んだニーラは、名前も性格も搾乳の癖もお乳の形もみんなわかる。
「牛の一頭が死んだ」のではなく、「ニーラが死んだ」。

ニーラ、かわいそうに。
ものすごく勝手だと自覚しながらも、やっぱり、かわいそうにと思わずにいられない。
かわいそうなニーラ。こんな体にしたのは、ニンゲンなんだもんね。


牛には色々な種類がいる。
乳を出す牛、肉になる牛、物を運ぶ牛、毛の長い牛。
今、地球上にいるすべてのウシの仲間は、人間が野生の牛を飼い、育て、長い年月をかけて品種改良した結果の姿をしているのだという。
原種のウシは、もう地球には存在していないそうな。

中でも乳牛、とりわけホルスタインは、まさしく改良に改良を重ねた品種。
もともとは自分の子を育てるためにあった乳房は、一日に50リットルもの乳を生産するようになり、立ち上がる時に自分の足で踏んでしまうほどに大きくなり。(個体差はあるけれど)
それだけの牛乳を作り出すためには、一日に数トンもの血液を必要とする。
お産の前後は、体が急激に乳を作り始めるためにエネルギー不足、カルシウム不足となり、気をつけていてもさまざまな弊害が起こってしまうのだ。


日本にいる数百万頭の牛たち。
当たり前だが、その中に寿命いっぱいまで生き、老衰で天寿を全うする牛は、ほとんど存在しない。
だって、経済動物ですもの。
乳をいただき、乳が出なくなれば肉をいただき、乳にも肉にもできないならば、飼い続ける意味がなくなる。
だけど、牛を飼う人々が自分の牛を自らの手で肉にしなくても良いという仕組みができている。
だから、「もう乳牛として飼うのをやめました」という牛は、かわりに肉にしてくれる業者さんにお願いして、連れて行ってもらう。
病気の牛も、業者さんが連れて行ってくれる。
だから牛飼いは、牛を飼って、飼わなくなった牛はトラックに乗せてサヨウナラして、日々を過ごしている。

f0032403_22345588.jpg牛舎を見渡す。
ここにいるすべての牛たちは、ほぼ間違いなく、寿命いっぱいまで生きることはない。
人は、ごくごく当たり前のこととしてそれを知り、そういうものだと思って日々を過ごしている。
考えてみると、ここにいるすべての牛は、(突然の事故でもない限り)自分が必ず人の手で最期を迎えることになるなんて、当たり前だが知らずに生きている。

ただ、それだけのことなんだけど。


ずーーっと昔、まだ子供の頃、家に藤子不二夫のSF短編集があった。
たしか、SFは「少し、不思議な」の略でもあるって書いてあって。
その中に、『ミノタウロスの皿』っていう短編があった。
見知らぬ星に宇宙船が不時着して、星の人に助けられるんだけど、その星で文明を持っているのは、牛にそっくりな顔をした人類。家畜として飼われているのは、地球人と同じ姿の人間。
主人公はその中のかわいい女の子に恋をするんだけど、そこの人類に大切に大切にされている彼女は、お祭りの日の生贄のために育てられている。
その女の子に「生贄になれることは名誉なこと」「おいしそうでしょ?」なんて言わせてしまうあたりが、ブラックでシニカルなのであります。


愛情ってなんなんだろなーなんちゃって。
「よしよし、かわいいね。元気に育てよ!」って面倒見て、病気になったら心配して、大人になってもかわいがって、経済性がなくなったらトラックに載せちゃうんです。
だけど、かわいがっているのは本心なんです。
そういいながら、たとえば治療に莫大なお金がかかるなら、手離します。
牛だけじゃない。
お米だって、人間が改良を重ねた結果の、自然ではありえない姿であり。
野菜だって、毎日声をかけたり水をやったりせっせと大切に育てて、「おいしくなってありがとう」とか言いながら食べちゃうんです。

人間、カスミを食べても生きていけないから。


f0032403_22355898.jpg愛情だのかわいそうだの、変に考えたりしないで、あったりまえな事として虫を食べる鳥、鳥を食べる獣、世の中はほんとうはそういうものなんだと思う。
でも、どういうわけか謎の感情をニンゲンは手に入れた訳で。

矛盾しててもいいと思いまっす。
勝手に矛盾して、勝手にその矛盾にわびて、それしかないっしょ。


だから、勝手だけど、ごめんね、ニーラ。
by ushimaton | 2011-01-26 22:42 | まきばにっき

うしのおなかの宇宙探検

f0032403_1336568.jpgうしうし基本教室。

牛といえば、日本で代表的なのは、白黒模様のホルスタイン。
ホルスタインは、乳牛。

「乳牛は、オトナになったら、お乳が大きくなって牛乳が出てくるようになっている。」
と思っている人、手を上げて~。

つまり、生まれた子牛を育てて大人にして、乳が出るようになったら搾るのが酪農、と。
ちなみに私も、自分が何の因果か酪農にかかわるようになる前は、なんとなくそんなイメージしか持っていなかった。

しかしですな。
よく考えると、そんな哺乳動物はおらんのであります。

どんな生き物も、うしも、まずは当たり前だけどメスしか乳は出せない。
そして、メスだとしても、子供を産まないと乳は出ない。
それから、メスしか産まないなんてことはありえない。

つまり、白黒模様のホルスタインを育てて、まずは子牛を産ませる。
産んだ母さん牛は、牛乳が出るようになる。それを搾る。
産まれた子牛がメスだったら、基本的には育ててお母さん牛にして搾る。
オスだったら、牛乳は搾れない。だから、肉用に育てられ、スーパーの「国産牛」シールを貼ったパックに入る。


当たり前だけど、大人になった牛を黙って眺めていると子牛を産む、なんてことはない。
牛だって、いわゆる交尾をしないと子供はできない。
でも、交尾はしないよ。ほとんどの場合。
どうするかというと、「人工授精」というやつを代わりに行うのだ。

牛の妊娠期間は人間とほぼ同じ8ヶ月。
人間と同じで、メスが卵巣から排卵して受精の適期にならないと受精して妊娠しない。
ここでは人間と違って、牛はその適期になると「発情」をしてそれを知らせる。
オス牛がいるところならオス牛は張り切る。ほとんどの牧場のようにオス牛のいないところなら、人間が人工授精をする。

その、人工授精というやつ。

これを初めて見たときは、驚いた~。

受精師さんが、「直検手袋」という、肩まですっぽり覆う大きなビニールの使い捨て手袋をつけて、牛の背後に回り、牛のおしりの穴から肩まで手を突っ込んでしまうのだ。
直検、つまり直腸検査といって、腸の壁ごしに、その下にある牛の子宮を触って状態を診るのだ。

人の手が肩まですっぽり入ってしまう牛の腸って!!(@0@;)
肩まで埋没させながら「うーん、左だな。」とか「まだちょっと早いな。」とか言ってるし!!(?_?;)

f0032403_14284755.jpg写真がないので、岐阜大学動物病院のHPからお借りした画像。

牛は普通~にのっそり立ってくちゃくちゃ反芻していたりする。
「牛のおなかの中、おしりの向こうは宇宙になってるんだと思うな。」
と、いつもしみじみとつぶやく私なのだった。


そんなある日。
発情牛の直検をしていた職場の人が、
「手、入れてみます?」
と言ってきた。
「えええ、だ、大丈夫なんですか??」
謎に包まれた、肛門の向こうの禁断の宇宙空間に、私のような無防備な素人が踏み込んでしまって、肩から向こうが謎の4次元空間とかに取り込まれてしまったりしないのであろうか。

びびりながら、手袋をはめる。
直検手袋自体は初めてではない。
昔、料理をしていて指をスパッとやってしまい、「お前は料理に自分の指入れるのか!?」とからかわれながら病院で4針ほど縫ってもらい、翌朝からの搾乳の時にこの手袋を使わせてもらっていた(笑)

そしてまとんは禁断の宇宙空間に手を差し入れたのであった。

むむむ。
肛門の括約筋は力強いので、腕がぎゅーっと締め付けられて血が止まりそう。
その向こうの空間は、…広い…。
ほら穴みたいだ。うわぁ。
あったかい。
ぶよりんぶよりんしている。
ちょっとざらついたペースト状の物質が邪魔をしてる。
直検している人の真似をして、私もその邪魔な宇宙物質すなわちウンコをペッペッとかき出し、またやり直し。

どこもかしこもぶよりんぶよりん。
でも、言われてずーっとそのぶよぶよ壁を探っていると、その向こうに確かにほんのりと何かがあるのが少しずつわかってきた。
ぽよぽよしている膀胱。
真ん中に一本の縦筋のくぼみがある、子宮。その手前に子宮頚管。
でも、言われればなんとなくわかる、という程度。素人なもんで^^;

人工授精をする人は、この腸壁越しに子宮頚管を「握り」、長い細いストローを通して子宮に精子を送り込むのだ。
すげえなあ。

人工授精用の精子は、種牛から採取されたものを一回分ずつストローに入れて冷凍し、液体窒素の中に漬けられた状態で売買され、保存されている。
液体窒素は小さなタンクのような容器に入っている。

南の島にいた頃、運転免許を本島で取って船で島に帰るとき、親方に
「液体窒素買ってきてくれ」
と頼まれ、言われたドライアイスなどを扱っている会社に行って
「あのー、液体窒素下さい。」
とシュールなおつかいをしたことがあったな。


そんなわけで、まとんの腕は宇宙人に持っていかれることもなく、無事に牛のおなかから帰還した。
by ushimaton | 2011-01-10 15:12 | ウシ話

版画展のうしらせ …いやお知らせ

※この記事は、開催期間中はこのブログの先頭に出るようになっています。



牛絵描き女、みほちゃんこととみちゃんこととみたみほちゃん(笑)の、

牛版画展が開催されています!!!


以下とみちゃんのブログより転載。


 冨田美穂 牛版画展ーうしのひとみー

東一条ギャラリーで、うしにみつめられてみませんか?

2010 10月9日(土曜日)~11月17日(水曜日)
午前11時~午後6時(木曜定休日)

東一条ギャラリー 北海道中標津町東一条北一丁目16番地(俵真布2F)



私は初日の9日と、11日の月曜日は1日ギャラリーに居るつもりでいます。
その後も仕事の休みの日に行きますので、またこちらでお知らせします。





とみちゃんは、北海道で牛の仕事をしながら、牛の木版画を作っている。
あまりにも何回もこのブログに登場しまくるので(笑)、記事の下の『タグ』に、“とみたみほ”タグを作ってみましたわ( ̄∀ ̄)
気になる方はタグで前記事を探ってみてくださいな。

f0032403_2055720.jpg
完成した最新の版画の一部写真(携帯メールで送ってくれた)。


とみちゃんの版画はすごい。

細い、本当の牛の毛と同じくらいの線で、一本一本を彫り込んでいる。
本物の牛のようにリアルでありながら、本物の牛の写真を見ているよりもずっと、何か心に響くものがある。


そう、思いません?


f0032403_2134218.jpg
実はこの版画、全身像であります。

しかも、ほぼ等身大。

長い時間かけて、いろんな苦労や悩みやいろんなものとぶつかりながら、彫り上げたばかりの“さんぱぱ”(この牛の愛称、だった)


私がこうやってお知らせするのは、友達だから、っていうんじゃない(あ、その、友達だけどその…爆)

本物のとみちゃんの版画を、いろんな人に、是非とも、見てもらいたいから。
なのだ。

中標津、札幌からもちょっと遠い。

でもっ!!!

何かのついで、じゃなくても、これを理由にしてでも、行ってみてくれたまへ!!


ちなみに会場『東一条ギャラリー』の1階「俵真布」(たわらまっぷ)は、小さな天然酵母のパン屋さんであります。
ここのパンもすごーーくおいしいのでオススメ!


地図。(中標津市街)


よかったら、せっかくなので、とみちゃんのいる日にでも。

そして、よかったら、声をかけてください♪
by ushimaton | 2010-11-17 18:00 | おすすめ!

雨と牛と草と牛乳とジンパ

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あいにくの雨ではあったけれど。
ブログつながりのお友達、クルミルクさんの牧場に行ってきた。
春にバーベキューを企画していた、放牧酪農家さんのところだ。
タイミング悪く、その直前に九州で口蹄疫が発生してしまい、実施することができなかった。

クルミルクさんの牧場の放牧も、もう終わってしまうという。

ようやく口蹄疫の落ち着いたところで、あのときに参加希望してくれていた人々を中心に、急遽再び声をかけてみた。
…しかし今回は、笑っちゃうくらいいろんな事情で、今回は都合が会わなかった人々が続出!

仕事の人。
引っ越しの人。異動の人。
卒業試験直前の人。
「急に『ためしてガッテン』の取材がくることになった!」という、酒蔵の聡美ちゃん(爆)
(ためしてガッテンで酒粕特集があるらしいよ!聡美ちゃんとこの『寺田本家』が出るみたい。皆さんゼヒ見てね!!)

結局、今回の参加は4人。
全員、札幌からの10年以上の腐れ縁の友人たちだ。

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ジンパ、しました♪
すなわちジンギスカンパーティー。
札幌で、大勢集まって(4人だけど)賑やかに楽しむアウトドアといえば、これでっしゃろ(≧▽≦)

メンバーの一人が、東京駅近くにある北海道のアンテナショップで、本場の長沼ジンギスカンを買ってきてくれた。
しかし、何より驚いたのが、クルミルクさんのお宅にジンギスカン鍋があること(ブログのコメントか何かで聞いてはいたが)。
しかも大中小三つも!!!
バーベキューコンロや七輪なども完璧装備のクルミルク家。
農家、というか田舎のおうちって、これがいいよね。
気兼ねせずに思いっきり炭を起こして大人数でバーベキューができる環境、そして、やろうと考えることができるということ自体。
…まぁ、私の実家もしょっちゅうやっちゃうけどね、車庫で(^^;)

到着したときにはもうすっかり準備してくれていて、いい具合に燃えた七輪に立派なジンギスカン鍋がどかりと腰を落ち着けていた。
おかげで楽しめましたー♪
雨はぱらぱら降ってきたが、乾草でいっぱいの倉庫の軒先をムリヤリ貸していただき、快適においしい肉を食べまくった。

友人たち持ち寄りの、鎌倉土産の地ビールと、ドイツ土産のワインと、山梨土産のワインも堪能。
ぶとういやぶどうを食べ損なったのがいまだに心残りである。
っていうか、まったりしすぎて牛の近くにあまり行けなかったのが一番心残りではある。
まー雨だったしな…。でも、一番の理由はジンパでまったりしまくりすぎたってことか。



「雨の予報だけど、どうする?」
と、あちこちからメールが来たときに、どこか屋根の下を借りられるなら雨天も決行!と率先して言ったのは、私だった(^^;) いやそのすんませんというか確信犯というか…
屋根がないかも!?となった時はひるみましたが(笑) 
日程がこの日じゃないと、というメンバーがいたというのもあるけれど。
実は一番ひっかかっていた、現したかったのは、

「晴れても降っても、うしたちの暮らしはあるんです。」

ということ。うまく言えないけど。

行楽地のひとつとしてではなく、もっとあたりまえな場所として、牧場を見てもらいたかったのだ。
そっか、そういえば、雨が降っても雪が降っても、牛は変わらず生活してんだよなぁ。
って。
当たり前でわかっていること?
そうなんだけど、でも、知識としてわかってる気持ちでいるのと、目で見て肌で感じるのって、実は違うと思うんだ。
もちろん晴れていい気候であるに越したことはないんだけど(笑)、天気が悪いから延期、というのは、なんとなく違う気がしてイヤだったのだ…。


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牛乳も飲ませていただきました~♪

放牧されて、地面から生えている生の青草を一日中むしゃむしゃしていた牛たちの、牛乳。
実は貴重なもんです。

「え、牛ってみんな、昼間は草原の上を歩きながら草をむしゃむしゃしてんでしょ?」
ちがいます。
「でも牛乳パックのイラストとか、テレビの牧場風景とか、必ず草原にいる牛だよね。」
イメージ画像と映像です。実際は少数派です。
「草原にいないでどこにいるの?」
牛舎です。
「草食べないで何食べてるの?」
人間が配合した穀物や乾草など。

特に、首都圏の牧場で、放牧を実施しているところはほんとうに少ない。

人間の母乳もそうだけど、牛乳の味も餌によって実は違う。
だから、放牧されて青草を食べた牛乳を味わうのは、首都圏では大変なことである。

味なんて好みの問題だから、うまいとかまずいとか一般論的に断定はしない。
ただ、私は、クルミルクさんのところの牛乳は好きだ。おいしいと思った。
飲ませていただいたときに気がついた。
「甘い」と「おいしい」は、違う。
甘い=おいしい、甘くない=おいしくない、ではなかったのだ。
放牧された牛より、穀物などの濃厚でカロリー高くて高脂肪の乳を出す餌を食べた牛の乳の方が、脂肪の甘みがある。
それはそれでおいしいと思う。
でもね、おいしさって、それだけじゃなかったんだ。
人間の舌を、そんなに見くびっちゃいけない。退化させちゃいけない。
私には大きな発見だった。


お忙しい時間を割いてくださった、クルミルクさんと奥様。
ジンパのところにかけつけて、差し入れにおにぎりを下さった。
「なんだかわかる?」
「あっっっ!!くりごはんー!!!」
ブログで「くりごはん食べたい」とぼやいていたのをおぼえていてくださったのだ!!!
きゃ~~☆(≧▽≦) やさすぃ~~~!感涙もんだ~~~!!!

ありがとうございました。

また、いろんな話の続きがしたいもんです。

また、来ます。

どうもありがとう。



f0032403_2237723.jpg


来てくれたお友達ありがとう。
また来ようね。
風邪ひかんかったか?


…次は…晴れてますように(爆)
by ushimaton | 2010-10-14 22:49 | まきばにっき

奥歯に物が挟まったようなうし

動画つけたら展開が遅くなったので折りたたみー。↓

本文はこちらから。
by ushimaton | 2010-08-18 21:23 | まきばにっき

牛絵描きブログ開設じゃ!

全国のとみちゃん版画ファンの皆さーーーん!!

とみちゃんがブログを開始しました!!

(これが書きたくてネットカフェに来ている。爆)

とみちゃんは、秋に個展を開きます。
場所は……北海道の中標津町…。

「遠くて北海道行けないけど、とみちゃんの版画を見てみたい!」というアナタ。
いつもいつも携帯電話からの投稿で小さな写真しか載せられなかった私のブログと違い、まあまあ大きな(笑)写真が見られますよ!
日記的なブログではないので、毎日更新とかそういうことを期待してはいけませんぞ(笑)

しかし。
これで満足してはいけません。

何しろ実物は、ほぼ等身大ですから!


この機会に、最初は「ミホちゃん」と書いていたのに途中から「とみちゃん」になったりと一貫性のない私のブログ記事に、この際なので『とみたみほ』というタグを作ってしまいましたー。
登場するたびにこのタグを使うとなるとちょっと登場しすぎなので(爆)、とりあえずとみちゃんの版画や絵に関すること、もしくはとみちゃんばっかし登場する記事に、このタグを入れてみました。
(私の目に映った)とみちゃんの、牛を描く、牛を彫ることへの内面的な原動力についても、ぽつぽつと書いています。

「とみたみほ」タグをここに載せようとしたけど、リンクがうまくいかないようなので、この記事の一番下の「とみたみほ」をクリックしてください…(^^;)

ところでこの「タグ」なんですが。
本来は、記事の分類に便利というものではあるけれど、携帯電話からの投稿記事にはタグがつけられない(できないこともないのかもしれないけど、投稿するだけではつけられない)ので、携帯記事にはほとんどついていません。
ということは、このブログではあまり役に立ってないっちゅうことで(笑)
「とみたみほ」は今つけたけど。

f0032403_15253366.jpgその、とみちゃん。

つい先日、誕生日プレゼントにと、こんな素敵なものを送ってきてくれた。

北海道の木を使った素敵なフレームにおさまった、みっちゃんの家のサンちゃんとひーちゃんのイラスト!!

かわいいーーーーー!!!
嬉しいーーーーーー!!!

机にちょこんと乗せておくと、朝起きたらひーとサンちゃんが笑いかけてくれますねん。
癒されるわぁ…。

版画だけではなくこんな素敵な絵も描いちゃう。
あったかいなあ。
今度絵本も手がけてください( ̄∀ ̄)
(携帯写真で画質いまいち)

以上、珍しく敬語の記事でしたー(笑)



私の話なんだけど。
少し前、いろいろとちょっと勢いを失った時期があって。
その時、
「誰も見ていなくても、牛は見ている。」
と言ってくれた人がいた。

で、数日前。夕方の搾乳で一人と牛たちだけになったとき、その日の中で一番心が落ち着いている自分に気がついた。
いや、人間と喧嘩してるとかなんだとか、そういうことではないのだ。
牛は、牛である。
良くも悪くも、人間の人間くさいものを、何も持っていない。
人間が勝手に擬人化して都合よい反応を受信することならあるかもしれないけど。

まだふた月にも満たない、一人搾乳になってからはたったのひと月の私なのだけど。
でも、明らかに、牛は最初のころよりも私に慣れている。「なついている」ではなく、存在に慣れている。
こっちがピリピリしていると、牛も嫌がる。やり方が知らず知らず乱暴になっているからだろう。
ゆったり構えていると、少し落ち着いている。
変な気遣いにうろうろなんて、しなくていい。
何かを言われるとか、おびえる必要もない。
牛が見ているのは「私」であって、私の言葉でも小手先でもないから。

その時、ふととみちゃんのことを思い出したのだった。

自他共に認める“牛萌え”とみちゃん(笑)
私は、もちろん牛は嫌いじゃないけど、牛という生き物にほかの生き物と分けた特別な愛情を持つわけではない。
なので、なんとなく「ふーん、色んな人の愛情があるからね」というくらいしか考えていなかった。
でも、急にリアルに思い描けたのだ。
いろいろなものがぐるぐる渦巻くところから、牛たちの群れの中に入ってきて、ただ「自分」を認識するだけでいてくれるという空間で、おそらく泣いたこともあったろう彼女の影を。


「私には牛がいるじゃん!」
そう自分につぶやけるようになって、少しだけ心強くなれた気がした、一昨日は私にとってちょっと“脱皮の日”だったかも…しれない。かもしれない。(弱気)


冨田美穂、牛版画ブログ『うしのつむじ』


      ↓コレコレ。
by ushimaton | 2010-04-25 16:04 | おすすめ!

まきばにおいで!

本日は、休日出勤の代休というやつで、初の平日休みとなり申した!

よおーーし、背中に三線背負って自転車飛ばして、公園で最後の花見をして、こっち来て初めての三線の練習だ!!
と思ったら朝から雨ですねん。
しかも超寒い(TдT)

自転車は断念いたした。
しかし、待っていた平日休み。
これで警察署(運転免許の住所変更)と郵便局に行けるってもんだ。
それにしても。
祝日を動かして月曜日にくっつけるという法律がいつの間にか発生していた時は、
「日本中の人間が土日休みだと思うな!」
とか思ったりしたが、官公庁関係は平日の日中しか利用できず、働いていたら行けない。
「どっちやねん!」(笑)

…で、びしょ濡れになりながらてくてく警察署に行って、バスに乗ってちょっと大きな駅までやって来まして。
こっちに来て初めて、インターネットカフェに来ております。
たまには良いもんだ。
携帯ではなくPCからの更新♪
ブログのスキンも変更してみた。
プロフィールがずっと「もうすぐ関東…」になってたのね(^^;)
もうこっちに来て1ヶ月が過ぎました。

f0032403_13304447.jpg
ネットカフェのPCでデジカメのSDカードは使えなくて、写真は結局携帯のしか使えないんですが。

実家から連れてきたものどもをこう、飾って癒されております。

メキシコの、サン・マルティン・ティルカヘテ(たしか)で買った、まとん大好きなハチドリがサボテンの花の蜜を飲んでいる木工芸と、沖縄の天才大王が作ったむねきゅんシーサー。など。
いつも好きな物が目の隅に映るのは素敵なことです。

そのほか、こないだ送られてきた、みっちゃんの娘ひーちゃんの写真と、せり子ママの娘せっちゃんのお手紙とかにも癒されとります(笑)



さて、本題。

関東エリアのお友達のみなさま、まだ見知らぬみなさま。

一緒にバーベキューしませんか?

いえね、北関東(というのかな?)の放牧酪農家さん、リンクも横に貼っているクルミルクさんから、そんなお誘いをいただいているのです♪
先日、お蔵フェスタでもお会いしまして。

来月、5月15日(土)の昼、関東では珍しく放牧をされているというクルミルクさんの牧場で、いろいろな人を集めてのバーベキューを計画されている、と。
ちょうど暖かくていい季節、草原でもりもり草を食べるでっかいホルスタインを眺めながら、我々も飲んだり食べたりしながらのんびりお話しませんかー?

趣旨として、
「酪農・畜産関係者だけではなくて、普段牧場と接点のない一般の方たちに、酪農や牧場を身近に見てもらおう」
ということだそうで。

f0032403_14254394.jpgうし、身近に見たこと、どのくらいあります?

でっかいよー。
すごいヤジ牛だし。そのくせめっちゃビビリ(笑)
パックじゃない牛乳、飲んだことあります?
観光地の牛乳?あれもねー。なんか違うんすよ。

“観光地で飲む、濃厚で「ちち!」って味の、あれが「搾りたての牛乳」の味で、パック牛乳は、どうやってるんだかわからないけど、たぶん薄めて売っている。”
と思っている方々、意外と多いでしょう。

パック牛乳は、薄めてません。
搾った牛乳100%。添加物もゼロ。
ただ、そのままだと乳脂肪分が分離して上にたまってしまうので、ホモジナイズといって、分離しない位に乳脂肪分を細かくして、均一の味で飲めるようにしてあるのであります。
脂肪球を細かくすると、あっさり味に感じるらしい。
本当は牛乳は餌によってや季節によって、味がちょっとずつ違っている。

大半の牛は、牛舎でごはんを食べて、乳を搾られている。
草原を歩きながら地面の草をむしゃむしゃやって乳を搾られる牛は、少数派。
そういう牛でも、草しか食べないでは栄養が足りないので、そのほかの餌はもらって食べております。
なんで?それはね、
乳牛とは、人類が作り上げた生物であるということ。
人類は責任もって乳牛を面倒みなくてはいかんのです。

一般的に、放牧されている牛たちの牛乳は、牛舎で飼っている牛の乳よりも、やや“あっさり”している、といわれております。
ほら、色々と意外だったでしょう。

クルミルクさんちで、放牧牛の牛乳をいただいて、飲める人はビールなど飲みながら、お子さんたちは牛たちと遊びながら(いや、大人も遊んでいいわよ)、のんびりわいわい、バーベキュー。
下の記事で一緒にお花見した従妹ファミリーやリアル友人数名も、調整がつけば来るって(*^o^*)
クルミルクさんのお宅にも小学生のお子さんたちがいるので、家族でも是非。
まとんのようにぜんぜん家族じゃない方も是非(爆)
移動距離長くなりそうな友人連中は、前日まとんと布団を分かち合いましょう(爆)
バーベキュー費用は実費で徴収となりまする。

って、かなり勝手にあれこれ書いちゃったけど(^^;)
人数多いほうが楽しいでしょう♪

もし興味があったら、連絡くださいな。
なんでしたらコメントの「非公開」にチェックを入れてもらえば、私にしか読めません。

私もクルミルクさんの牧場行ったことないから楽しみだー。

まきばのおさそいでした。
by ushimaton | 2010-04-12 14:42 | まきばにっき

裸足で牛乳

ニュージーランドの牛乳メーカーが、なにやら面白いキャンペーンをしていたみたいね。

 TVCMこちら↓

 http://www.meadowfresh.co.nz/


なんと、どこだか知らんけど大きな駅をひとつ、丸ごとジャックして、芝生を敷き詰めて草っ原にしちまったのです。
電車から降りてくる人々に試供品を配りまくり。
そのときの様子をCMにしたらしい。

やることがデカくて、かっこいいですな。

ニュージーランドは放牧酪農大国だから、草原は“イメージ”だけでなく、実際の牛乳の出処ともつながってるしね。

草原ホームに降りるなり、いきなり裸足になってしまう人なんかは、CM撮影用かもしれないけど。
でも、それを見て、実際に裸足になった人もいたかもしれないねー。


裸足で草の上を歩いたこと、ある?
意外となくない?
うんとうんと小さい頃ならあったかもだけど。

ずっと前、モンゴルに行ったとき。
モンゴル人の友人一家の里帰りにくっついて北方の草原地方に行ったのだけど、草っぱらで、
同年代の友人のダンナや弟夫婦とまったりしていたら、
「はだしになろう!」
と、みんなして靴を脱ぎだした。
で、私もつられて靴を脱いで、裸足になって草を踏んで、その感触になんだかものすごーく、
ビックリしてしまった。
そのときのビックリ感が、いつまでも忘れられないのだ、なぜか。

意外と、ふんわりしてない。
こそばゆいというよりも、ちょっと痛いくらいなしっかりしたチクチク。
裸足で地面を踏むと、こんな感触なのかぁ。
わかっているようで、実際にやったらビックリ。なにがと言われてもわからないのだが。
足の裏の肌ぜんたいから、草の地面の情報がわーっと伝わってくる。
普段、そんなところから何かを感じることなんてほとんどないのに。

なんか、それが、すごく、よかった。

その記憶とは全然関係ないかもしれんが、南の島の粘土質な畑で雨の中働くとき、
長靴を脱いで裸足になってニチョニチョ歩き回るのも、結構好きだった(笑)

ちなみにモンゴルで、(前も書いた気もするけど)
「だいぶんモンゴルに慣れてきた。」と言った私に、友人が
「まだまだ。裸足で牛のウンコも踏めないのに。」と言った。
子供の頃、おばあちゃんの手伝いで牛を追う早朝など、寒くて足がかじかんで、
落としたてのあったかい牛のウンコに乗っかって足を暖めたそうな。
モンゴル、イカス。


CMを見ていて、なんとなく思い出しただけ。
だからどうってわけではないんですが。

足の裏で飲む牛乳。
いやそういうCMではないんだけど(笑) でもね、いいよこういうの。



…動画を記事にできるなんて、まるでまとんじゃないみたいなハイテク環境じゃございませんか!
ビバぶろーどばんど。
そりゃーなくても平気なのも知ってるけどね。
by ushimaton | 2010-01-19 20:08 | ウシ話


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


by ushimaton

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