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幸せの要素

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8月にまとんがへっぽこなお手伝いをしたフルーツトマト農家のトマト夫婦から、手作りのトマトケチャップとピザソースが送られてきた(≧∇≦)

日本一かというような超濃厚な秋のフルーツトマトをふんだんに使った、日本一濃厚なケチャップ♪

ちょうど「オムライスが食べたい」と話しているところだったので、即座に「オムライスにケチャップたっぷり!」に晩ご飯メニューは決定☆
…ていうかとみちゃんが作ってくれたの(^^;)

うううううま〜〜〜〜い(≧∇≦)☆☆
こんなあじくーたーな(味の濃い)トマトケチャップ食べた事ねえ!

いやはや幸せであった。
あれこれ使って、ケチャップ一瓶、瞬く間に完食!(笑)

ピザも作った…いや、これもとみちゃんが作ってくれた(爆)
当たり前だが、これまためちゃんこうまかったー!!
どんどん焼いて、焼けたそばからペロリと食べきってしまったのだった♪食べ過ぎでしばらく苦しかった(-_-;)

本当においしい嬉しい贈り物、どうもありがとう、Asakoさん&トマトさん(´∀`)
イモート達(勝手に増えてる…!?)は幸せであります☆
あと作ってくれてありがとうとみちゃん(´∀`)

日々の食べ物の中の「いただきもの率」がとんでもなく高い、私たちの今日この頃。
「漬け物いっぱい作ったから」「かぼちゃのケーキ作ったから」などと言いながら、デメン仲間で自分の家も農家のお母さまなんかが、たくさんの野菜などと一緒に色々持ってきてくれる(T_T)ありがたや〜。

オムライスと一緒に映っている人参ジュースもいただきもの☆
昔ここで働いていた頃から、この人参ジュースが大好きなのだよ。ただ搾っただけで何も加えていないのに、甘くておいしいの(´∀`)
ちゃんと覚えていてくれて嬉しいわ。

他にも魚やら果物やら、おいしいいただきものづくしなんですの☆

都会でも色々いただきものとかはあるけど、どちらかというと、
「こんなに貰っちゃったからお返ししなきゃ。どうしましょ。あー面倒くさいったら。」
みたいになりがちだったり、なかば義務感でお土産を買って配り合ったりすることが多い気がする。
そんな気張ったものではない、飾り気のない優しいやりとりが大好き。


大根畑で働いている私と、酪農のとみちゃん。
家での生活時間帯が見事にズレていて、私が起きる前の超早朝にとみちゃんはもう仕事に行き、私が仕事に出かけた後に帰ってくる。
そしてとみちゃんが再び夕方の仕事に出かけてから、私が仕事を終えて帰る。
昼のうちにあれこれ夕飯の準備をしてくれていたり、私が帰ってからとみちゃんの帰宅までに準備したり、昼と夕方の共同作業だったりして、1日1度の一緒ごはんである晩餐を迎えるのだ。

「うまい!」
「うまいねー!」
「あー、幸せ。」
いつもいつも、食事中に2人の口から発せられる言葉は、やたらとこの3つばかりが多い。
毎回、「うまい」を言わない日がないくらいよ(笑)

本当においしいんだもん。
食材がおいしいだけでなく、いやもちろんとみちゃんの料理の腕がいいのもあるし、そして「一人の食事じゃない」っていうのもあるんじゃないかなあ。


食後は、しばらくそのまま座ってゆるゆるとお喋りをする。
(毎回食べ過ぎて苦しくて動けないからそうしてるというのもあるが。爆)

「うまーいうまーい」と感動する要素が尽きないではないか。

うまいうまいと言いながら食事をするとき、いとも簡単に「幸せー」と言ってしまう私だが、考えてみると、いとも簡単に言いまくる時と、何ヶ月も一度も言わない時がある。
やっぱり、ひとりメシの時は、「うまい」も「幸せ」も、なかなか口から出ないもんだな。
と思った。

幸せをくれるすべてのおいしい要素と、それをくれる人々に感謝せねばなあ。
by ushimaton | 2009-10-22 22:46 | つらつら

区切りの日

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ここ数年、10月17日はなんとなく私にとって、ちょっと気になる「区切り」の日付だった。
もはや全然関係ないのだが、去年一昨年と日付を意識してきた惰性(?)で、今年もカレンダーを見ては気になっていた。

なんてね、いやね、なんてことはないんですよ。
2年前に私が「沖縄デビュー」したのが、この日だったのだ。
で、沖縄にいる間中、つまり今年の夏まで、「沖縄に来て何ヶ月」と計算する癖がついてしまっていたのだ。
どうしてと言われてもよくわからないけど、いつも数えていた。計算したから何かあるわけでもないし。
帰りたくて仕方なかったとかそんなんじゃないのよ。

2年前のこの日、私は那覇からあの小さな島へ向かう船に乗り込んでいた
暑い暑いとTシャツ一枚になって、船をうろうろして、同じように島に出稼ぎに向かう土建屋のおじさんにつかまって、酔っ払ったおっさんにからまれて面倒くさくなって逃げたりして(笑)
電話で話しただけの農場に赴任するということで、わくわくとドキドキと「ま、なんとかなるでしょ」みたいな気持ちのごちゃ混ぜだった。

そして、1年前のこの日は、なんと運転免許を取った日だった
…てことは明日から私は若葉マークをつけなくてもいいってこと?
つけますよ、あたしは。
怖くてやってられねえって(笑)

どれもこれも特に大した区切りじゃないんだけど、でも、何故か、なんか区切りなの。

ちなみに3年前のこの辺は何をしていたんだろうと思って、過去の日記を見てみたら、なんかこの町に遊びに来て『愛しの大根畑』なんて記事を書いていた(爆)
なんだかんだとよくこの季節にこの辺りに出没してるって事ですかね(^^;)

で、今年、とみちゃんちで大根や人参の仕事をしながら迎えたわけですな。
昨日はそんな話をしながら、沖縄料理の「ふーちゃんぷるー」と沖縄もずくの晩御飯だった。

そんな無意味な区切りの今日この頃はというと。
やせました。
大根はじめて一月半くらいで、5キロくらい。
特にダイエットしているわけではござりませぬ。(ただ、飲み会がなくなってお酒はあまり飲まなくなった。晩酌もしてないし。)
だがしかしそれなのに!!!
見た目的にまるで変わらない、相変わらずのワインの樽みたいなヒドい体はいかがなもんでしょ(泣)誰も体重落ちたのも気づかないくらいよ(^^;)
南国でどんだけ脂肪蓄えたんだ、って話ですな。
本来の標準的な体重に戻るには、まだあと6キロくらいはありましょうな。はー。

筋肉もちょっとついた気がする。二の腕とか。
後は全身に謎の青あざが(笑)
こういう仕事のときって、ぶつけたときは夢中で気がついてなかったり痛くなかったりして、後になって「ハテ、このあざは?」みたいになるよね(^^;)
覚えているあざもある。
ちょっと前に思いっきり尻餅をついて(爆)、尾骶骨が痛いの(T_T)
まとん、34にして蒙古斑復活!!
自転車で通勤するとき半泣きになっております。

とまあそんな微妙~~な変化もありつつ。
実は今まで、昔していた仕事に「出戻り」というのを一度もしたことがなかったまとん。
今回もそんなにすると思っていなかったのではあるけど(笑)、結局一月半もやっているのは、地味に新しいことかもしれない。
特にそういうポリシーがあって出戻りしない、というのではないのだけど。
したことがなくてしてみたい仕事を探してみたりという歩き方になっちゃってるのも原因かもしれない。
そして、なんというか、親しくなったりちょっとでも仕事を認めてもらったりした職場で、その大切な人間関係を壊してしまったり仕事でがっかりさせたりするのが怖い、という意識もちょっと働いているのかもしれない。

実際ここでもまーひどいドジドジの日々ではある。
できる限り気をつけて、やれる限りやってみるだけ(-_-;)

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先日の台風明け、すぐそばの(以前私が働いていた)牧場を散歩した。
山ぶどうの葉が赤くなっていた。
遠くから放牧中の牛がギャロップ走りで爆走して寄ってきて面白かった(≧▽≦)
しかも一頭だけ、なんでかわからんけど、ずっと私の歩く先先とついてくるのがいて、まとんのツボにやたらはまった。
どこまでもどこまでもついてくる若牛。「なんかくれ」ってんでもなく、歩く方向に先回りして走って行っては振り向いて待ったりして、なんか犬と散歩してるみたいだった。そのくせ、うんと近づいたらちょっと逃げるし。

最初の写真は、台風ですっかり葉っぱを半分もぎ取られた白樺の木。

そろそろ寒い朝は霜が降りるようになってきた……。


なんともあまり意味のない記事だなー(^^;)
久々にPCからでありました。
by ushimaton | 2009-10-17 22:30 | つらつら

神様って何?

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メキシコの北部、高低差数千mと言われる大峡谷の谷底の、小さな村にいた時。
世界各国からの個人旅行者はぱらぱらと訪れる場所ではあったのだが、日本人には会いそうにないその地の安宿に、なんとなく日本人っぽくない日本人のお兄さんが一人いた。
もう何年もアメリカやメキシコに住んでいるY君。彼は、あるとても高価なギターを作る職人のたった一人の愛弟子で、その師匠と共に大きなBMWのオフロードバイクに乗って旅行に来たところだった。

一本百万円を越すような高級ギターを作る、世界的にも有名なそのギター職人は、当時メキシコに住んでいた、ユダヤ人の男性だった。
不思議な色の瞳を持っていて、お酒が大好きで、敬虔なユダヤ教徒だったその人は、ペットボトルの水を口に含む時にも、いつも何か祈りの言葉をつぶやいていた。
さしてする事も見るものも多くないその谷底の小さな村で、地元のテキーラの仲間であるレチュギアという強いお酒を飲みながら、ダラダラまったりと休暇を楽しむその二人組と私は妙に意気投合して、谷底の川を眺めたり中庭のハチドリを眺めたり星を眺めたりしながら、ゆっくりといろいろな話をした。

ギター職人は、私が初めて出会ってちゃんと会話をした、ユダヤ教徒だった。
とても頭がよく、いつも自信にあふれていて、気さくで親切で人懐こいおじさん。
土着の宗教と、それを押しのけて無理やり広まったカトリックのごった煮状態のメキシコという国で、いい加減な仏教と神道をなんとなく持ってるような持ってないような私やY君とユダヤ教の彼が、いろいろな宗教の話をした。
お互いにお互いの宗教についてはよく知らない同士、話すごとにお互い驚いたり感心したりの積み重ね。
ケンカ腰になったり頭から否定することも全くなかった。
ギター師匠は私たちの知っている範囲の仏教の基本的な考え方に大いに興味を示し、優れた哲学だし自分たちの教えにも共通すると言っていた。
ユダヤの教えも、とても面白かった。

そんな会話の中で、彼が
「もともとキリスト教もイスラム教もユダヤ教から始まったものなんだよ。」
と言った。
とても基本的なことだが、私はそのときに初めてそれを知った。
だから、ユダヤ教とキリスト教、イスラム教にはよく似た教えや考え方が沢山あるし、聖地もかぶっているのか。
ユダヤ教の聖書である旧約聖書は、キリスト教でもイスラム教でも聖書である。

…なんて、そんなことを思い出した。

とみちゃんが図書館から借りてきてくれた、森達也の『神さまってなに?』を読みながら。

何しろまとんのツボである森達也。
これまでも『いのちの食べかた』『職業欄はエスパー』『A』などなど、ブログにも何度も登場した。
今回のこの本は、『いのちの食べかた』などのシリーズである『よりみちパン!セ』とは別のシリーズだが、ちょっとそれと似ている、中学生以上、大人までを対象とした、河出書房新社の『14歳の世渡り術』というシリーズの一冊だった。
『よりみちパン!セ』よりも文章は難しく書かれているように感じたなー。
でも、中学生でもこのくらいは読めるものなんだろうな。
大人が読んでも読み応えはしっかり。


『神さまってなに?』は、人類あるところ必ずと言っていいほど存在する“宗教”と言うものを、「そもそも宗教ってどんなモンで、神様ってほんとにいるんじゃろうか?」と、おもに“世界宗教”とされている(信者が地域限定ではなく世界中にいる)仏教・キリスト教・イスラム教の話を中心にして、わかりやすく解説した“入門書”のような本。

単に「宗教ってなになに?」みたいな学術的好奇心のための本ではない。
大昔から繰り返される、人間同士の争い。
ひとつの国の内紛から、世界中を巻き込んだ大戦まで、そのほとんどに宗教というものが絡んでいるという事実(日本も例外ではない)と、そんなに重要なキーワードでありながら、わかっているようでよくわからないということ。
わからないまま憎んだり批判したり、のめりこんだり、自分とは無関係だと思っていたり。
だから、知ってみるのは、考えてみるのは、無駄なことじゃない、っていうか大切なこと。
そういう気持ちの詰まった本だった。

森達也は、もともとテレビでドキュメンタリー番組を作るディレクターだった。
オウム真理教が地下鉄サリン事件などを起こして日本中がヒステリックになっていたあの頃、そこらじゅうのテレビ局はオウム一色になっていた。
森さんも、オウムを題材にしたドキュメンタリーを作った。
ただ、森さんが目をつけたのは、「あんなに恐ろしいことをしたオウム真理教の信者なのに、一人一人と話すと決して凶悪でも残虐でもない、気のいい普通の人間の集まりだ」ということだった。
だからと言ってオウムを支持するとかいうのでは全然なく、「こんなに普通の気のいい人間たちなのに、なぜあんなことが起こるのか?」ということを考えることこそが大切だ、という視点のものだった。
だが、そのドキュメンタリーを作ろうとした、ということで、「オウム寄りの報道になる」とみなされて彼は職を失い、フリーになった。
(以前記事にも書いたが、そのときのドキュメンタリー『A』を観たし読んだが、全然“危険なオウム寄りの作品”なんかではなかった。ていうかマジお勧めよ、『A』。)

その頃から、考えていたのだろうと思う。
宗教ってなんだろう。
宗教が絡んだときの人間の集団は、どうしてこんなに暴走するんだろう。
そして、神様も宗教もよくわかっていないのに、わからぬままにヒステリックに反発する心理ってなんだろう。
神様って何なんだろう。

わからないのに、否定するのっておかしくない?
わからないのに肯定するのがおかしいのと同じように。

そんなふうにして、神様と、神様のことを話した人々のことをわかりやすくまとめた、そんな本。


ブッダの生涯、キリストの生涯、ムハンマドの生涯。
宗教的な飾りをうんと排除して、彼らの人生を簡単に紹介したそれぞれの章で、それぞれの生きていた世界、考えたこと、たどった道を読んでいくと、なんだかしみじみと思う。
ありきたりな言い方で悪いのだが、彼らは、本当に、とっても、「いい人」たちだったんだよ、絶対。
彼らに心酔して従う人々がたくさん現れたという理由に、実はそれってけっこう大事な要素だったんと違うかなあ。
彼らのうち誰一人として、「自分を敬え」と説いた人はいない。逆に、自分を特別な存在として崇められるのを嫌がった人ばかりだ。
誰一人として、殺しあうことを良しと言った人はない。

それなのに、自分の名を掲げて殺しあう今の(これまでのたくさんの)人々を見たら、彼らはどう思うのだろう。

そんな色々な事を考えさせてくれる本だった。
いつか自分で買おうかな。


トルコに行ったときは、イスラム教徒であるトルコ人のおっちゃんたちと、やっぱり宗教の話になった。
だけど、知らない宗教の話を珍しがりはするけど、決して悪くは言わなかったし否定もしない。
少なくとも、悪く言うような人と私は会わなかった。そもそも毎日5回お祈りする人ってほとんどいなかった(^^;)

なんとなく「イスラム教徒は危険」みたいなイメージを作りつつある現在だけど、そのイメージを丸呑みしないで欲しいと思う。
モスクの中には自由に入れたし、中は本当に安心できて落ち着く空間だった。人々は穏やかで、たくさんの親切にもあった。
キリスト教国で、教会の中がとても落ち着く場所だったのと同じように。


14歳以上のオトナのみなさま、興味があれば、宗教とひとつの「視点」の入門書としてぜひどうぞ♪
by ushimaton | 2009-10-14 23:00 | おすすめ!

台風とポンデケージョ

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ただ今台風通過中のオホーツクの町でございます。
相変わらずテレビをつけない私(“ながら”ができないのでテレビをつけると全く何も手につかなくなるため、つけられない)だが、今回の台風は大きな被害があったと聞こえてくる。
南の島でもいろいろ壊れてデージだったようで。
幸い、こちらはそこまでではないようだ。

この時期の北海道の農家は(農家だけじゃないけど)、とても忙しい時期を迎えていて、休まずに毎日全開で収穫などの仕事に打ち込んでいるところが多いようだが、さすがにこの台風の暴風雨では、今日ばかりはどこもかしこもお休み。
明けた後の心配はあるけれど、体はこんなときに休めておかねばね。

ということで、まとんも20日ぶりに休日、しかも昨日今日と2連休である!

昨日は天気もそこそこもっていたため、いそいそと近場の大きな街、網走に出かけてきた。
網走歩くとかめっちゃ久しぶりなんですけどー♪
8年ぶりー♪

行くときは丁度網走に出かけるという方に乗せてもらった。
本当ならもう免許も持っていることだし、とみちゃんの車を借りて網走まで自力で行けばよいのだが(-_-;)、都会怖いので、とりあえず待ち合わせの6キロくらい離れた駅まで練習的に乗って行き、そこに車を置いて網走まで送っていただいた(^^;)
そのたった6キロの道のり、がんばって走ったのに、後ろからトラックや軽自動車に時速90キロくらいでビュンビュンと抜かれまくり、なんか凹む。てか北海道怖いよー(T_T)
どうせ怖い思いするなら、無理しないでゆっくり行った方がいい、と老人的な発想にたどり着く。
次回から若葉マークでなく紅葉マークで走ってやろうか。

ともあれ、送っていただいたおかげで、朝一番で皮膚科の病院に行けた。
一昨年からずっとなかなか良くならなかった後頭部と耳の中のかゆみ&ジュクジュクただれが最近どんどん悪化してきていたので、診て貰ってきたのだ。
誘惑に弱いまとんはカユいとすぐに触ってしまい、良くならない悪循環だったのだが、かゆみ止めの飲み薬ももらったのできっとこれから良くなることでしょう。
ああーーよかった……。
しかし薬を飲むと眠い(=_=)

それからバスで、天登山の北方民族博物館へ。
これまた8年ぶりだー。
世界中の北方民族の文化を絡め合わせて展示した、面白い博物館。
館長さんが自らあちこちで収集してくるらしい。
千島アイヌの特別展もやっていた。
バスや帰りの列車の時間の都合でゆっくりできなかったのが残念だけど、楽しかった~。

久々なもので、なんか浮かれてお買い物スイッチが入ってしまった。
といってもデパートとか大型商業施設に行ったわけでもなく、ドラッグストアとスーパーマーケットだけなんだけどね(笑)
この町で働き始めてから、行動範囲は基本的に家と畑と選別工場とたまに温泉、という日々を送っているので、なんか興奮しちゃったわ(爆)
家からお店のある市街地までは6キロくらい離れてるので、こっちに来てからほとんど買い物に行っていない私。
どうしても必要なものがあってもとみちゃんが買ってきておいてくれるし、いただいた野菜なんかでほとんど生きていけるし。

ドラッグストアでは、浮かれて入浴剤を何種類か買った。
これで自宅でぽかぽかお風呂に入ってやろう♪
はー楽しみ。

スーパーでは『百円祭』というのをやっていて、野菜やいろんなものが百円だった。
札幌んちゅのハズなのに、田舎にこもる暮らしがすっかり板についてしまっているまとんは、いまだにこういうのにも興奮する。
何もかもが高かった南の島から見ると、何もかもが安すぎる…。
そして、物があまりにもありすぎる…。
安いのは良いけれど、物がありすぎると、なんかちょっと悲しいような気持ちになってしまうことがある。
物が無かった島を思って悲しくなるのではない。
どんなに買い物客が多いといっても、ここにあるものがみんな売れるわけがない。
たとえば菓子パンだってここなら好きなものを選んで買える、だけど、選ばれなかったたくさんの菓子パンは、みんな捨てられる。
仕方ないのはわかってるし、私も普通にその中で買い物して同じように生活してる。
だけど、良いとか悪いとかわからないけど、たまになんだか無性に悲しいような気分になるのは、島を出てきてからの私の中だけの小さな変化。
とにかく、私もみんなと同じように、美味しそうな野菜を選んで買って、浮かれてお菓子も買った。
百円になっていた炊き込みご飯の素とかお漬物とかもいろいろ買った。

浮かれすぎて、帰りの列車を逃した(T_T)
次の列車を2時間も待っていたら台風が来るので、仕方なくバスに乗る。
バスの方が、運賃が300円くらい高い。
浮かれて買った百円祭の得した分がこれでチャラになった(-_-;)


そして本格的な台風上陸となった本日。
丁度お休みだったとみちゃんと、おうちでのたくた過ごして充電した。
とみちゃんが図書館で借りてきてくれた、われらのブームである森達也の本を読みつつ、寒いので熱いお茶をがぶがぶ飲んだ。
寒いのよーぅ。
今日は日中の最高気温10度くらい。
普段も、最高13度、最低は5度なんて日々になってきた。
すでに沖縄の真冬よりも全然寒い。
美しい紅葉の季節…のはずが、台風の暴風が色づき始めた木の葉を片っ端からもぎ取ってぶっ散らかしてもうぐちゃぐちゃだ。
紅葉の楽しみを奪い取って、後は冬に向けて急速冷凍とかって、ひどくね?

思い立って、札幌から持ってきたミックスを使って、『ポンデケージョ』を作った。
直訳すると『チーズのパン』、最近はよくパン屋さんでも売っている、ブラジルのもちもちチーズパンだ。
輸入食材店に行くと、ブラジルで売っていたのと同じミックスが買えるのだよ♪
ブランド名が『与喜』と書いてyoki。
ブラジルでは結構与喜ブランドの食材が売っていたので、多分大きな(おそらく)日系の会社なのだろう。
『サクラ』ブランドのお米なんかもあった気がする。
ブラジルは、全人口の1%が日系人なのだとか。
経済発展にも貢献し、勤勉で評判もよく、ブラジルの日系の移民たちは本当にすごいと思う。
ふるさとから地球上で一番離れた場所に住み、今でも日本のテレビや食べ物や歌や俳句を愛して、ブラジルに根を下ろして骨を埋めていく。
今年北海道からの移住100年記念祭があったらしいよね。
選挙戦で訪問をドタキャンした議員たちが多かったみたいだけど、仕方ないのかもしれないけど、でもがっかりしたべな~、なんて、ちょっと思う。

こねて丸めて焼いて、ものすごく簡単にポンデケージョは完成!
ウマーーー♪♪(≧▽≦)♪♪

みっちゃんから送ってもらった最後のビーツで、最後のボルシチを作り、国際的(ていうか無秩序…)なお食事などをいたしましたとさ。


写真は、すっかり赤くなったナナカマドと、ころころポンデケージョ。
ポンデケージョの写真はとみちゃんが「ネタ!ネタ!」と言ってまとんの携帯で撮ってくれた(笑)

もうとみちゃんちにお世話になって1ヶ月以上になってしまった(^^;)

毎日毎日、ユルユルだったりちょっとまじめだったり話しながら眠っちゃったりしながら、あーでもないこーでもないとお喋りが尽きない。
すごく大切でありがたくて嬉しいことなのだ。
わたしはあなたがたに会うために、ここに来たのだ。

ちょっとしたきっかけで、南の島での日々を思い出す。
賑やかで楽しくて毎晩のように飲み会に呼ばれて、ゆるくて忙しくて、暑くて寒くて。
大切な、私の新しい“準ふるさと”みたいな島。
だけど。
ここでipodの音楽を聴いていて、島でその曲をイヤホンで聴きながら仕事をしていた時の自分がふっと浮いてきたりする。
一人で、薄暗くなった人気のない畑で、足元が見えなくなるまでロータリーをかけていた。
自分から進んでそうしてた。
ある意味で孤独だったんだなあ、無意識の世界で張り詰めていたなあ、と思う。
やさしい島の人々に恵まれていながら、こんなこと言うのはいけないけど。
夜は眠れないのが当たり前だった。夜中の1時や2時に目が覚めて、朝の5時まで眠れない。
たまに電話をくれたりメールをくれたりする友人たちとのつながりにつかまって、気にかけてくれる親代わりのような島の人にも支えられて、そして一人でいた。
うまく言葉にできないけど。


ここに来る前に、とみちゃんに
「10月の半ばに結婚式に出るからちょっと家を留守にするけど。」
と言われた時、どうせその辺はもういないだろうと思って適当に返事をしていたのだが、まんまといたな(^^;)
今夜の飛行機は無事に飛ぶだろうか?
まとん、「居候」から「留守番」になる3日間なのだ(笑)
by ushimaton | 2009-10-09 18:30 | つらつら

おいしい贈り物

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先日遊びに行った、新規就農準備中のひまわりみっちゃんファミリーから、嬉しい荷物が届いた。
この前遊びに行った時ももらって来たのだがすぐに使い切った、ひまわり家の畑の赤カブ(ビーツ)と、たくさんの手作りパン!
わーい♪♪

ビーツとは、よくある外側だけ赤くて中身が白いカブではなく、中までぶったまげるほど深紅のカブ。
ロシア料理のボルシチなどを作るのに使うのだ。
実は(ってもんでもねぇか。笑)、まとんとみっちゃんは、大学のロシア語同級生で、一緒にモスクワに短期留学(というほどでもない)をしていたこともある。
たまたま、出席番号が隣で席が近いのをきっかけに仲良しになり、モスクワの時も相部屋になり、試験でクラス分けしても同じクラスになったりして、通学に2時間近くかかっていたまとんが面倒な日にはみっちゃんのアパートに泊まったりしてて、腐れ縁でなんか今に至るの(笑)
今や全然ロシア語関係ない世界に2人しているしなぁ(^^;)

まあそんなで、ボルシチの味は思い出の味。
わざわざ種を取り寄せてまで、みっちゃんは毎年のように(?)ビーツを植え、本格的なボルシチを作るのだった。

というわけで、我々もありがたくビーツからボルシチを作った。
しかも今回は、ビーツと一緒にみっちゃん特製の本格的ロシア黒パンが送られてきたからさらにスペシャル(≧∇≦)☆きゃー!
この前作った時は、まとんのお兄さまお姉さま(爆)の、トマト夫婦から、今年最後のおいしいフルーツトマトが送られてきたところで、めちゃくちゃ贅沢なボルシチを食べたし、まったくロシア人もびっくり生活だわ(笑)

ビーツは、ちょっと泥くさいような独特味があるし、黒パンは堅くてすっぱい感じもある。
あまり日本人に馴染みのない味だし、ロシアでもかなり庶民的な食べ物である。
だけど、ぼくらそれが大好きなの( ̄∀ ̄)
こちらで日本人の下に合わせた食べやすいロシア料理も良いけれど、本格的なのもうまいんだよ〜♪

一緒に、ひなたが作ったとかいうイングリッシュマフィンと紅芋入り食パンも入っていた(´∀`)
相変わらず気持ちの豊かな生活をしてるね、みっちゃん。
なんかホッとしました。
「食べきれなかったら冷凍…」とか言ってたが、瞬く間に完食いたした。

ご近所さんたちからもいつも色んな野菜やら果物やらいただけるし。


皆様ありがとうござりまする。ああ感謝、の日々。

写真はこないだみっちゃんちに行ったときの、ちょっとふくよかになったしろさんだにゃあ。
by ushimaton | 2009-10-06 12:19 | つらつら

ほろほろ糸たぐり

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あっという間に、気がついたらこの町に来て1ヶ月近くが経っていた。
(これを書き始めた時は「3週間」だったのだが、書き終わらなくて「1ヶ月」に直した(^^;))
大根はまだ続く気配ですな。
人参も始まり、大根抜いたり選別したり、途中から人参選別や箱積みやあれこれ組み合わせた毎日をバタバタ過ごしている。


沖縄は一般的に、あまりお湯に浸からない、湯船にお湯をはらない習慣で、そこに1年半以上いた私も、途中からはすっかりお湯を必要としない体となっていた。
最初の頃は疲れが取れないような気がしていたが、いつの間にか丸一年くらいお湯に浸からなくても何でもなくなったのだ。
…が、今や、家に帰るやすぐさま湯船にお湯を張り、ゆたゆた浸かって「ふうー」と言うその数分間が、1日の中でも最上級の至福となっている(笑)
この辺りは温泉がとても多く、たまにとみちゃんが毎回違った温泉に連れて行ってくれるのだが、それこそ幸福そのものだし(*´∀`*)

風呂のみならず、まとんの北海道ナイズは、日々じわじわ進行してきている。

「今日雨降るんだべか?」
「降らないんでない?」
なんて北海道弁的会話が自然と口から飛び出すようになり。
しかし一方で、
「でーじ怒られた…」
などと沖縄弁も出てきたりして、なぞのごちゃ混ぜ星人である(笑)
でもよく考えたら、内地から移住してきた人たちなんてみんなお国言葉と北海道弁がごちゃ混ぜだからな。


2年前、3年前、5年前(だったか?)も遊びに訪れたこの町だが、今回はそれらの時とちょっと違う訪問な気がする。
前回などの時はちょこっと顔を出してひゃーひゃー騒いでバタバタ急いで帰った感じだったが、今は、いや今ももちろんお邪魔させてもらっているのではあるのだが、みっちり働きながら「生活」している感じになっているから。

ここで生活していたのは、8年も前。
今回、久々の友人訪問♪的ノリでやって来て、なんか長くいることになって、思いがけず以前の懐かしい顔とたくさん会ったりして。
仕事仲間のみならず、よく事務所でまったりお喋りをした種苗屋さん、イカやホッケを釣りに連れて行ってくれた電気屋さん。あんな人やこんな人や。
「変わらないね。」
「太ったね。」
「髪短くなったんだね。」
色々言われる。

8年前にふっつり切れたままこの町で漂っていた糸の端を捕まえて、それを手繰るような時間を過ごしている。

覚えてくれていた人もいるし、忘れてしまった人もいる。
いなくなった人もいる。

働いていた牧場に挨拶に行ったとき、一昨年亡くなった私の酪農師匠のお兄さんにお線香を上げたいと告げると、隣の部屋へ案内してくれた。
襖の向こうから、雛壇の一番上に大きな写真が現れた。
それを見た瞬間、「うわあ」と足が止まった。
うわあ、ほんとに本当に、Hさんは、亡くなったんだ…なあ。
変な話だが、初めて実感した気がした。


色んな記憶がちらほら湧いてきたり消えたりする毎日。

赤くなってきた山ブドウの葉を見ると、木によじ登って山ブドウを集めたことを思い出す。
ついでに、親分たちとコクワを探しに行ったことも。
サクランボの木に登ってその場でむしゃむしゃ食べたことも。

渡り鳥を見ると、頭上をバサバサ飛ぶ白鳥の群れに興奮したことを思い出す。
初めて見たオオワシの滑空も、初めて聞いたワタリガラスの声も、その季節のツンと冴えた寒気も。

遠くの斜里岳や知床連山を見ると、大根や人参の機械に乗っかっていつもいつも眺めていたことを思い出す。
その機械の音も振動も。


8年前に切れた糸の端は、捕まえてももう決して現在とはつながらない。
だけど、風にゆられてふわふわ漂う糸を手繰るごとに、自分にこんなに幸福な記憶があって良かった、と、ほろりと思うのだ。

私という人間は、そういうものでできているのだ。

今この日々も、ずっと先に振り返れば、一すじの幸せな糸なのだろうな、と思う。
by ushimaton | 2009-10-01 22:57 | つらつら


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


by ushimaton

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☆★うしまとん★☆

 生まれと育ちは北海道

 震災被災地にお手伝い
 行っております

 コメントの返事が
 とどこおりがちですが、
 嬉しくありがたく
 読ませていただいています

 自分のブログの更新する余力がなかなかなくなってしまいましたが、日々の報告メールをこちらに出しております。
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