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市民に人気の

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札幌新名物があるらしい。
その名も「じゃがポックル」。知ってた?私はこっちに帰ってくるまで知らなかった。
じゃがいもをカットしてそのまま揚げたような、シンプルなお菓子。北海道限定モノなのだが、「ガラナ」や「カツゲン」のようにスーパーに売っているような市民向けのものではなく、お土産屋さんに置いてあるようなれっきとした「北海道土産」。それなのに口コミで(?)札幌市民の間で大流行していて、入荷時間の前にはお土産屋さんに行列ができているらしい。
うちでも母が「じゃがポックル!」と気合たっぷりに探していて、一昨日は三軒目の土産屋でゲット。
そこにも、「お一人様一点限り」と張り紙がしてあった。
見た目は、ファストフードのポテトみたい。でも硬い。食べてみると…サクサクしていて、不思議な軽い食感。うん、確かにこういうのは初めてかも。おつまみにいい感じ♪

札幌みやげといえば、市民の中ではもう「白い恋○は古い」と言われて久しいが、これは新しい定番土産になるのかな?
とりあえず、市内での話題性は、今のところダントツ…らしい。
ただし、市民が買い占めているから、まだ道外にはあまり出回っていなかったりして(笑)
by ushimaton | 2006-03-31 16:02 | 気になること

ウッシー

たぶん、大抵の牧場には、猫が住みついている。
牛の食べる餌を狙ってスズメや鳩やネズミが来るから、それを狙って猫もやってくるのだろう。
f0032403_1517576.jpg私のいた牧場にも、猫が沢山いた。
名前はついているし餌や牛乳をもらっているが、飼い猫というまでもいかず、なんとなく好き勝手に牛舎に住んでいる、という感じだった。
寒いときにはゴチャゴチャ固まって「ねこだんご」になって眠っている。全然人に慣れない猫も多くて、「かわいー」とか言いながらガバッ!と抱えると、一瞬でねこだんごはバラバラになってしまうのだった。

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ウッシーは牛が大好き。いつも子牛と一緒にいるから「ウッシー」という名前なのかと思ったら、ウシ柄だからウッシー、だったらしい。
人には全然なつかなくて、触ろうとするとピューッと逃げてしまう癖に、なぜかハッチの中の子牛には優しい。すり寄ってなめてやったり、寒い朝にはハッチの中で一緒に寝たりしていた。
その「懐かなさ」と、正反対の牛好きっぷりが謎で、私は気に入っていた。ウッシーは私のことを牛とは見てくれないため、近寄っても逃げてしまうのだが、私は彼女を見かけると子牛に紛れて近づいて触ろうとしてみたりして、この片思い(笑)を楽しんでいた。
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寒さのピークを過ぎた頃、牛舎の猫たちにウィルス性の病気が流行した。
毛玉を吐く時のような咳を盛んに繰り返し、涙と目ヤニでびしょびしょの目をした猫たちが増えてきた。

ウッシーは特にひどかった。涙と鼻水が日に日にひどくなり、目ヤニで目が塞ぎかかっていた。日に日に痩せていき、水やミルクをやろうとしてもちょっと口をつけてすぐにやめてしまうし、相変わらず近寄ると逃げていってしまう。

何日も姿を見なくなって、それからふらっと現れた。
もう鼻の周りは完全に塞がり、やはり塞がりかけの口で息をしていた。目もぐちゃぐちゃの目ヤニで硬く覆われている。耳は聞こえているようで、「ウッシー!」と呼ぶと口が「ニャー」の形に開き、擦れた音が出た。
そっと触ってみると、もう逃げなかった。ティッシュで口の周りと目の周りの固まりを、できるだけ取ってみた。固まりを取り除くと、目が開いた。見えるみたいだ。口の中が痛いのか、水もほとんど飲まない。
拭いていたら、咽をゴロゴロ鳴らした。猫は甘えるときのほか、困っている状態で保護を求める時にも咽を鳴らす。
片思いのウッシーだったけど、この状況でゴロゴロ言われても、寂しい。

驚くほど軽くなったウッシーは、半分見えるようになった目で、牛舎中を見て回った。どこかの猫用通路を使って、屋根裏にも行っていた。
そして、翌朝、一番に出勤した私の最初に見つけたものが、彼女の亡骸だった。

変な猫だったな。淋しいな。
by ushimaton | 2006-03-30 16:18 | まきばにっき

記憶の糸

先週の土曜、私が退職する朝。
おんぼろハイエース(傷だらけにした名ドライバーは父と弟)に乗って、両親と妹がやって来た。
「休日」で朝の仕事に行かなくてよかった(笑)私は、徹夜をした後でさらに前夜もスタッフ友達と夜更かしして話していたため、フワリフワリと荷造りしながら待っていた。

お別れの時に、スタッフの二人は素敵な贈り物をしてくれた。
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これはユウキ君の作った、土笛。
牧場で掘り出した粘土で作ったのだそうだ。穴を押さえて吹くと、ちゃんとドレミが出る!
ツヤはスプーンの背などでこすって出したのだとか。
手先も器用で、自分のセンスを持っている彼がスゴ羨ましい。

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ミホちゃんは、版画を刷ってくれた。
本当に素晴らしい。睫毛の一本一本までが繊細に彫られていて、動き出しそうだ。


あらためて、人生豊かにする才能のある人たちと働いていたものだとしみじみ思った。


荷物と私を積み込んだ車はまずオホーツクの海へと出た。牧場では雪が降っていたのに、ほんの10キロ走ったここは素晴らしい晴天。
オホーツクブルーの海岸へ降り、メノウやガラスの浮き玉を拾ってはしゃいだ。
そして一路、留辺蕊(るべしべ)の温泉郷・温根湯温泉へ行ったのだった。
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私たち一家は昔、父の仕事の都合で、温根湯の近くにある北見市に一年間住んでいたことがある。
昔も昔、25年も前、私がまだ4,5歳の頃だ。ほとんど何も憶えていない。
それでも、ここまで来たら「あの頃の場所へ行ってみたい」という思いが家族の中にあった。

車を走らせながら、父と母がしきりと言い合っている。
「この辺じゃなかった?」
「もっと先じゃないか?よく行っていたスーパーが左側にあるはずだけど…」
「あっ、あった!」
名前は変わっているが、その場所には今でもスーパーがあった。
ほとんど憶えていなかったはずなのに、車から降りてそこに立つと、何となく、記憶がくすぐられる。
「アパートって、こっちの方じゃなかった?」
「そうだよ。行ってみようか…もうないだろうけどね。」
行ってみたら…あった!しかも、当時とほとんど変わらない姿で!
「公園は?」
その頃、私は幼稚園にも行かず、妹や弟を連れて、毎日近所の公園で遊んでいた。
公園に続く道を歩いていると、急に記憶が蘇ってきた。そう、私はこの道を知っている!オシッコがしたくなって走って帰った道、妹と弟を引き連れて歩いた道だ。
公園には天敵の犬がいて、追いかけられては本気で逃げ回った。高い遊具の上に登ったまま降りられなくなり、母が迎えに来てくれるのをじっと待っていた記憶があった。
f0032403_1732152.jpg公園に着くなり、そのときの遊具がそのままあるのをすぐ見つけた。形も色もまぎれもなくこれだ!
っていうか、低っ!!こんなに低い遊具だったのか。犬もきっと、シーズーか何かの小型犬だったのだろう。


でも人間って、25年も前の5歳の記憶でも、実はちゃんと記憶の引き出しの中に入っているものなのだなぁ。

「あの頃の現場が一番きつかったなぁ…でも家に帰れば子供たちが飛びついてくるから、疲れた顔もできなくて…」
「ここの病院で一番下の子が生まれた日は、寒かったよね。」「水道が凍って、風呂の残り湯も風呂桶の中でバシンと凍っててなぁ…」
父と母の思い出話は次から次へと湧いてきた。
私たち家族以外の誰も分かち合うことのできない感慨、興奮、記憶の積み重ね。
家族で年月を重ねることって、素敵なことかも。それがわかるには何十年もかかったりするのかもしれないけど。
by ushimaton | 2006-03-29 18:01 | まきばにっき

実は神田うのと生年月日が一緒。

牧場を離れたのに、たっぷり眠りたいのに、朝5時に目が覚めた…。
しかも牛の夢を見て(^^;)

実は今日が誕生日なので、自意識過剰(?)な私は日付が変わるなり「うーん、誰かおめでとうを言ってくれるかしら…」などと妙にそわそわ過ごしてみた(笑)
そんな私の「かまって病」を満たすように、友人たちからメールがはらはらと届く。
ああ、嬉しい…。ありがとう。

f0032403_1558017.jpg親友ハラペコフから、速達で郵便が届いた。開けてみると、アイヌの守り神でもあるフクロウのブローチだった。
この冬に彼女たちが訪れた、と言っていた、ラブバード・テルアキさんの手作りブローチ!
「守り神になってくれますように」とのメッセージつき。なってくれるよ、きっと!

今日は一日のんびりする!と決めていて、ブログをいじってみた。
「すきん?」「しーえすえす?」というくらい知識がないくせに(割に?)、自分の写真を使ってみたり、私としては結構大胆に作り変えてみた。
致命的なのは美的感覚がないこと、かな…(-_-;)
おかしいところがあったらご指導をお願いしますね。
by ushimaton | 2006-03-28 16:06 | つらつら

ひみつの夜

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「ワインを買ったよ。」
搾乳中に、突然ミホちゃんが言った。退職の前々日の夕方の仕事が終わる頃のこと。
「帰る前の日はきっと忙しいよね。」
そう言って、その日の夕食の後、スタッフ友達で持ち寄りの飲み会を開いてくれた。

ミホちゃんが袋から取り出したのは、以前から私が「大好きだ」と話していた、小樽ワインのナイアガラだった。前のお休みの間に、わざわざ見つけて買ってくれていたんだ。
ユウキ君は日本酒の一升瓶を抱えて登場。
嬉しかった。

ここでの決め事に、「お酒飲んでもいいけど10時まで」というのがある。
仕事を上がって食事をして、急いで風呂に入ったら、もうどうしても9時くらいにはなってしまう。だから実質1時間くらいしか飲み会の時間はとれないのが、いつもなんとも残念だった。実習に来た人や退職する人などとのお疲れ様会でも、時計を何度も見ながらそわそわするのが何とも「あずましくない」(落ち着かない)。
翌朝は家族の機嫌が悪いこともあるし、「飲み会のせいで仕事ぶりが悪い」と思われたら悔しいので、起き抜けから栄養ドリンクを飲んで気合を入れて仕事をしていた。

この晩は家族の人が大目に見てくれ、夜11時過ぎまで黙っていてくれた。
「お開きだよ」と声をかけられ、解散。
…が、なんとも話し足りない。
居間の電気を消し、「おやすみなさーい」と言って…実はこっそり私の部屋に移動したのだった。(こういうのは初めて!)
私は一人だけ古い方の家の部屋を使っているので、物音が気づかれないのだ。
お酒を飲むこともなく、喋って喋って喋り捲った。

いろんな話をした。
秘密すら分かち合った。とても濃くて楽しい夜。
気がつくと、朝の5時。うわぁ、徹夜だ!でも、徹夜で話し込んで、良かった!
ここでこんな友達ができただけでも、ここに来て良かった。
自分なりに頑張ってやっていて、良かった。

この日は栄養ドリンク+栄養剤でハイテンションに乗り切った。

以前、私がうっかりポロッと『うし日和』というタイトルを話してしまったときから、実はこのブログを自力で探し当ててずっと読んでいたスタッフ&実習友達がいるという衝撃の秘密も判明!!!ひゃあ~~!(@_@;)
キミたち!ブログにカミングアウトして出てきたまへ!(笑)
by ushimaton | 2006-03-27 15:33 | まきばにっき

ついに!

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今日をもって、牧場を退職。迎えに来た家族と温根湯温泉に来た。
ついにこの日がやってきたんだなぁ……。

「辞めるときは嬉しくて泣くんじゃないかな」なんてふざけて言っていたけど、実際はホッとした一方、仲良くなった人やもの達とのお別れが寂しかった。
でも無事に今日になって良かった。

う~、自由の身になっての温泉は最高。地ビールうまい!

帰る前の数日間はバタバタしていて何かを書く余裕がなかったが、書くことはまだ沢山残っている。デジカメの写真もあるし、家に帰って余裕が出来たら、もうしばらくは牧場や牛の記事を書くつもりだ。

まずは、みんなみんなありがとう。
by ushimaton | 2006-03-25 20:52 | まきばにっき

手紙

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春休みの実習に来ていた大学生の子達が、バタバタと帰っていった。
一人は薬科大学生。もう一人は国際的な経済学を学んでいるそうだ。二人とも、とても一生懸命に牧場の作業をしていた。

一人はクリプト(子牛から移る下痢症)にかかって、途中で入院までしてしまった。仕事もきついため、せっかくの北海道も楽しむ間もなかったが、それでも最後まで明るく楽しく過ごしていった。
「最近の若者は…」と言うのが好きな人たちに会わせたい若者ばかりだ。捨てたもんじゃないぞ。
おかげで私も、他のスタッフも、とても楽しく仕事ができたし、自分自身を広く高い視点から見ることを思い出させてくれる、いい刺激になった。

別々の日に帰っていった彼女達だったが、帰り際に二人とも、手紙を渡してくれた。
中には、感謝の気持ちなどを書いてくれた他、
『一生懸命働く姿は私のお手本だったし、学ばせてもらいました』
『一緒に働けて本当に嬉しかったです』
『いろんな大切なこと新しいこと、「ひきだし」から分けてもらいました』
…などなど…。

すごく嬉しかった。

「いくら頑張ったってそう思われない。認められない。」
そんなふうに思ってやるせなくなっていたけど、雇い主達にどう思われているかばかりに自分の心を振り回していたなぁ。
なんだか、もう充分報われたような気分。
そんな手紙達だった。

『(まとんの)優しさと強さのバランスがすごく心地良くて大好きです』
優しさとか強さって、ずっと私が憧れていたもの。
私の中にそれを見てくれたなんて、勘違いされたか!?(笑)でも、すごく嬉しかった。

今日は夕飯の後、スタッフ仲間と外に出て星を眺めた。
流れ星も見た。
上ばかり見ていて水溜まりにハマった。

もうすぐ金星が太陽から一番離れて見える時期らしい。
みんなも明け方の東空を眺めてみてね。
by ushimaton | 2006-03-22 22:05 | まきばにっき

また、牛の脱走

搾乳中、前回絞っている途中に牛が出た扉から、また牛が逃げた。
前回は牛が開けたのだが、今回は紛れもなく、私が犯人。やってしまった~(T_T)
あれだけ気を付けようと言っていながら、完全なるうっかりミス(大泣)

そろそろ大分疲れがたまってきたところに、搾乳の機械が故障、人工受精のための牛探し、子牛が産まれたetc...が同時に来て、頭の中にかなりの数のウィンドウが開きっぱなしになっていた。
というところで、パーラーで左右いっぺんに牛の入れ換えをしようとして、片側の出口の扉を閉め忘れたまま、牛を入れてしまったのだった…。
しかも、出産後間もない牛を入れているB群。B群には初めて出産してまだ搾乳に慣れていないヤンママ牛がたくさんいる。
ここぞとばかりに一致団結して走る走る!馬みたいなギャロップ走りになって、がらんと広々した牛舎へとウンコを蹴散らしながら走っていった。

幸い他の群と混じるとかいった面倒なことには…一頭なった(-_-;)
が、どうにか元通りになり、一安心、というか皆に平謝り。
キレられても反論できないが、キレるメンバーでなくてよかった(?)

うう、この程度でドジ納めとなっていただきたいところだ…。
by ushimaton | 2006-03-21 21:03 | ウシ話

牛を描く人

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昼休みにしばしば、大きなスケッチブックを持って牛舎を歩き回っているスタッフ仲間のミホちゃんの姿を見る。
ミホちゃんの本職は、絵描き。絵の中でも版画が専門だ。細い細い線の、版画とは思えないような繊細な絵を描く。
絵でお金を得ていたり、展覧会を定期的にしているわけではない。でも彼女は「心から打ち込めるものは絵しかない。一生描いていく。」と決めていて、それは本当の意味のライフワークなのかなぁ、と思う。

「ミホちゃんは牛の絵しか描かないんだよ」とはじめに言われたとき、不思議なこだわりだなぁ、よっぽど牛が好きなのかなぁ??と思った。
確かに彼女は自他共に認める牛マニア。牛舎の牛の番号や顔を一番覚えているのは彼女かも知れない。なつっこい牛を見付けては「かわいい~」と撫でている。

かねてからの私の持論は、「牛好きに牛屋(酪農家)はできない」だった。
酪農は牛を愛玩動物として飼う訳ではない。サツバツとした言い方をすれば、健康に育てるのは妊娠出産させて乳を出させる、そしてそれを売ってお金を得るためだ。怪我をした牛、妊娠しない牛、乳が出なくなった牛は、次々に「廃用」にしていくしかない。
「動物が好きだから酪農がしたい」という人たちに会うとつい、それでいいの?と言いたくなってしまう。

牛のことをただの物くらいにしか思わない人…だったら、工場で部品を選別するように淡々とやっていけるのかも知れない…?が、だからってそれが理想の形ではない、と思う。
ただ、生涯を共にするためではなく、乳や肉として牛達を「利用」するために飼っているんだと自覚して関わることが、そういった「動物好き」という人たちに耐えられなくないのかなー、と疑問に思ったりするのだ。

そんな訳で、牛を愛するミホちゃんはここで働いていて辛くならないのだろうか、とちょっと不思議になったりした。

ある日、廃用が決まった牛の写真を撮るために休日なのに牛舎に来ていた彼女がいた。
あとで見せてもらうと、彼女の膨大な写真アルバムには廃用が決まって既にいなくなった牛たちの姿が山のようにあった。
先日足を折ってクレーン車に吊って持っていかれた子牛もいた。

彼女は、牛の死を受け止めるために絵を描いているのだ。
ひょっとすると、何も思わずにスーパーで肉を買ってシチューを作っている沢山の人々の分も肩代わりして。

展覧会のプレゼンテーションの文を読ませてもらった。
東京で産まれ育った彼女は美大生の時に初めて酪農実習に来て、大変な衝撃を受けたらしい。
何気無く食べている肉、飲んでいる牛乳、その生産される場所を知り、そこに命があることを初めて意識した。
死んでいく牛や産まれたての子牛、沢山の牛と関わって彼女が強く感じたのが、「これからは私は牛達の絵を描かなくては」ということだったらしい。それが、人間のために生きて死んでいく目の前の牛を、彼女なりに受け止める方法なのだ。

ミホちゃんの描く牛達の目は、ドキッとするほどきれいだ。
彼女の心が映っているのかな?
by ushimaton | 2006-03-19 21:57 | ウシ話

三ヶ月。

ここへ来て三ヶ月。
記事として書こうとすると「えっ、もう二ヶ月の記事を書いてからひと月か…」と思えるが、一日一日はナカナカ長い。

もう、朝起きたときに握力ゼロでペットボトルの蓋が開かないことはめったにない。女の子二人でも牧草ロールは転がせるし(今日は二つも!)、牛乳も運べるようになった。
ここに来て最大の自分の利益は、筋力がついてきたことだ。ただし損失があるとしたら、心は擦り減った(^_^;)
でも、すごく勉強になったと思う。渦中から身を引いて環境を変えたら、たぶん色々なことがわかってくると思う。

先日温泉でまた体重を計ってみたら、一キロ増えていた。これにはびっくり。
増えていてびっくりなのではなく、この状態で一キロしか変わっていないことに本当に驚きだ。
最近はすさまじい過食で、山盛りご飯含む大量の食事の後、腹がもうパンパンなのに部屋で何でも手あたり次第に食べ続けている。胃薬を飲みながら食べる。意味不明に夜中に飴を一袋ガリガリ食べちゃったり。特にチョコレートが止まらない。昨日も「チョコの食べ過ぎで死ねるなら本望だ!」と心で叫びながら猛烈に食べた(笑)
過食ストッパーがわりに、ボトルでガムを買ったりしたが、食べきってしまった。しかも休日にまた自分でお菓子買いこむし。バカバカ。

一秒でも早く時が流れてくれないかと切望していた折、札幌の家族が家族旅行を兼ねて25日にここへ来て、私と荷物を拾ってくれることになった。その後一緒に温根湯温泉に泊まるという素晴らしいプラン!
親方に話したら「わかり。」と言ってくれた。…と思ったら後から、「じゃあ25日は働かないのか?」「えっ、25日は皆が昼頃に迎えに来てくれるから…」「じゃあ休日を25日と振り替えるから、25日を休みにすればいい。」
……。25日は退職の日なのに、辞めるために休日がいるのか?
狐につままれたように(?)退職まで事実上休みがなくなってしまった。
まあ、どのみち皺寄せはスタッフのみんなにいっちゃうんだから、みんなに負担がかからないようにしてあげられると思えば、いっか。

今日はウンコさらいで雑だと注意を受けた。汗だくになりながら実習の子と二人で昼の仕事をして、終ったときにはぐったりだったんだけど、「もうすぐ辞めるからっていい加減に働いてる」とか言ってるのかなぁ。
悔しいが、一日1つ嫌なこと我慢してもあと7つ我慢すれば解放だ。
by ushimaton | 2006-03-17 21:29 | まきばにっき


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


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