カテゴリ:東日本大震災( 55 )

昨日書いてた記事

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「いつからこっち(石巻でボランティア)なんですか?」
「えーと……昨日…?」
たった昨日なのに、すでになんか時間感覚止まってるし(笑)

まだなんだかごたごた準備中というか、どちらかというと自分たちの体勢づくりにエネルギーを使っている、まあ、超遠回り的支援のような…。
だからこそ、がんばんべ〜、なんとかならんかな、という部分が残っていてやる気も湧いて、なんだかなーまだ届いてないような、という部分もあって、空回りしているような歯がゆさもあり、色々ごにゃごにゃしたり忙しくててんやわんやで過ぎたり、そんなカオス。
まずは焦らずなんだけどね。

とりあえず、思っていたよりずっと快適になっております。

復旧の早さはすごい。
市街地は電気や水道も復活、ごみの撤去も進む。
一方でまだ全然手の回らないところもあり。

もちろん、来てすぐの私が状況掴めるわけもなく。

石巻に入った時は、何も変わらずキラキラしたような郊外型店舗のある市街地を通りながら「ほんとにこれが石巻?」と思った。
そこから海の方向に近づくにつれ、様相はどんどん変わっていった。

今日は、海の方の避難所に行ってきた。

報道や人の話で知る世界だろうが、だから、私はそれと違うものを受信する言葉を発する自信がない。というか、紛れてしまうのだとしたら、発したくない。

傾いた電柱には、屋根からボッキリ背中側に折れた車がくっついたまま。

あらゆる場所のナンバーの車が走っている。
あらゆる種類の支援がある。
「自転車のタイヤパンク無料」という看板を出す修理屋の人たちもいる。

昨日になって、ようやくバキュームカーが本格的始動したらしい、と聞いた。
ようやく、満杯で使用不可だった仮設トイレが復活したそうだ。

周囲をぐしゃぐしゃの車や瓦礫に囲まれ、ヘドロの異臭漂う、まだまだ復旧に取り残された避難所で、大きく「災害救助」とステッカーをつけた鹿児島ナンバーのバキュームカーを見て、泣けてしまった。
はるばる駆けつけたんだ。船に乗ってたくさん走って。
なんてカッコいい災害救助車!
本当に本当に。





と、寝袋の中で書いて、まさに投稿というところで、いきなりドン!と揺れが来た。
ユッサユッサすごい揺れがやや引いたところでサイレンの音と女性のアナウンス。
津波警報だったので、すぐさま高台へ避難した。
停電で真っ暗。
救援者はただの被災者になって、一目散に逃げ出した。

今寝泊まりしている拠点は、床上数十センチまで津波をかぶってドロドロだったのを片付けた場所だ。
津波は絵空事ではない。
海からこれだけ離れた所でさえ。
by ushimaton | 2011-04-08 22:32 | 東日本大震災

ちび鳥、出立す

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出発の日。


朝から、最後の荷造りとメールなどにバタバタした。
荷造りは大体昨日で終わっていたが、「あと段ボール一箱くらいなら持ってきてもいい」と言われたので、さらに野菜ジュースやキャンプ用のコンロなど、それから、現地ではひょっとしたら欲しい人がいるかな?と、娯楽品少々を入れた。
100均で買った、トランプ、花札、マグネット将棋、数字パズル、子供用ミニ色鉛筆&絵本、シャボン玉など。

父にホップの事務所まで送ってもらった。
メンバー総勢6名にご挨拶して出発!
皆さん、気さくでとても好い人ばかりだ。なんだかこういう、ムダにひねたところのない、まっすぐやさしい人々というものにずっと会わずに来ていた自分の、いつの間にか身についた嫌なものに気づかされる(笑)

ホップの皆さんは、仕事の合間に交代で現地入りしている。
震災すぐ後から入った方々が、その経験談を話してくれたり。
車椅子用の輸送車で行ったが、とてもまだ障害者の人達を見つけて世話するまで行かなかったと首を横に振る運転手さん。
「向こうでは、マスク1日一枚だよ。ホコリもだけど、花粉と、あと臭いがね…」
「ああ、ヘドロですか」
「ヘドロもだけど…」
「排泄物とかも?」
「…それもだけど、…死臭とかね…」
絶句。
どんなSF本の中の会話だ、これ。

秋田行きフェリーはかなりの混雑ぶり。
迷彩服の自衛隊員たちがごっそり乗っている。
「災害救援隊」とステッカー貼った車もあった。
私たちの車にも「災害救援」と貼ってある。
輸送トラックもたくさんたくさん。

夕食はレストランで揃ってゆっくりと食べた。
「これが最後だよ」と、ビールをご馳走になってしまった。
明るく様々な雑談をする。
なるべくゆるゆると元気を充電するというのは大事だと思う。
そんな中でも、しんみりするような時もある。当たり前だけど。

「現地の人に喜ばれることを期待して動いてはいけない。私たちはよそ者なんだから。勝手に押しつけて満足するのは、向こうの人達のためじゃない。必要な事は、あちらからお願いに来てくれるから、でしゃばってはいけないよ。」
「ありがた迷惑にならないようにしなくちゃ、なんですね。」
被災者はきっとこうだろう、こう考えているだろう、そんな風に、植え付けられたイメージを押しつけては、現実と仮想の逆転だ。

行ってみないとわからないことがあまりに多い。
自分が何を見るのか、何を感じるのか、全く想像がつかない。
何をするのか、何が出来るのか。

「ハチドリのお話を思い出す事にしている。」と私。
ちょっと前に少し流行った、ネイティブアメリカンの民話。
森が火事になったとき、動物たちが逃げ出す中、小さなハチドリは、池の水を吸っては火事に戻り、ほんのわずかな水をかけてはまた戻るのを繰り返す。
私が出来ることなんて、ほんとにそれくらい。
でも、それしかない。
現地にはたくさんのハチドリたちがいる。


今の感触は、全くの偶然ながら、彼らと一緒に行動できる事になって良かったな、というところ。

大発見。
なんと、メンバーの一人のお兄さんが、私と同じGW(ガウ、札幌市グループワーカー養成講座)修了生だった!!
私の一つ下の期の人が立ち上げた、子供たちのための団体のメンバーでもあるんだって。
懐かしい名前がざくざく出て来た。
そっか。
ほかにもGWが被災地に入っているのかもしれないね。

最後のビールの後は、最後のお風呂にゆったり入った。

ぐっすり眠って、今日。

夕方に現地入りの予定。

この先は細々した日記は打てないだろうから、ノートにつけることになるかな。
打てそうなら書きますが。


何を見ているんだろう、何をできているんだろう、私。

もうすぐ秋田港。
by ushimaton | 2011-04-06 06:34 | 東日本大震災

いぐど!!

昨日、事務所で「それじゃ、明日、よろしくお願いしま~す!」とペコペコご挨拶をして、失礼しまーすと扉を閉めて、外へ出て、アスファルトの地面を3歩歩いたところで力いっぱいすっ転び、両手両膝すでに流血ですが何か?
これ以上ないほどのバリアフリーでここまで負傷できる人間も珍しい。
家中の人間に「何やってんだか」「たわけ者」等のあたたかい励ましのお言葉をいただいた。

出発は本日午後3時。
夜に苫小牧を出るフェリーに乗って、明日の朝秋田へ。
それから、陸路で宮城県石巻市へと参りまする。

教えていただいた情報によりますと。

石巻市の避難者、約2万名
避難所は149箇所、うち18箇所で断水、40箇所で停電。水道・電気共にない避難所は7箇所。
個人宅の水・電気の復旧はまだまだ。
いまだ水没箇所あり

一番の懸念は、自宅避難中の災害弱者。
物資を取りに行くことも、薬を取りに行くことも難しいまま、壊れた自宅に身を寄せ合って暮らす人々、多数。
行政も自治会もまだ把握し切れていないというのが現状だそうだ。


私が在籍させていただくのは、札幌の障害者支援団体『ホップ障害者地域生活支援センター』というところ。
阪神淡路大震災の折、支援活動を行ったのがきっかけで、大きな災害が起こったときに現地から救援のお願いの連絡が来るようになったのだそうだ。

被災地に取り残されている高齢者や障害者に物資を届けたり病院などに送迎したり、家屋のヘドロ掃除、そのほかこまごましたニーズに応えたさまざまな分野の活動をしているそうだ。
日々、めまぐるしく状況は変わる。
ニーズも変わる。
現地で何をすることになるか、実際に現地に行きその時にならないと、全くわからない。

ホップの皆さんは、札幌で障害者、高齢者の移送や介護、作業所などの仕事をしながら、メンバーが1週間ほどの交代で現地に行っている。
かなりのオーバーワーク。おつかれさまです。
その輸送車に、私も載せて連れて行っていただく。




もしも募金をお考えで、その送り先をご検討中の方。
こちらも検討してみてくださいな。

HPより抜粋

-----------------------------------------------------------------

「これで十分」 

足に土、  手に斧、  目に花、  耳に鳥、  鼻に茸、 
口にほほえみ、  胸に歌、   肌に汗、   心に風

                        by ナナヲ・サカキ


このたびの東日本大震災で被災された皆様に
心よりお見舞いを申し上げます。

ホップ支援センターでは東日本大震災の支援を
関係団体と連携しながら行っています。

被災された皆様への義援金と物資の寄贈を募集しています。

口座名義    福祉活動を支援する会
郵便振替口座 02720-0-44252 

義援金総額 338 .998 円(4月1日現在) ありがとうございます。

募集物資 おしりふき ウエットタオル 使い捨てカイロ 使い捨て手袋
       保存用おかゆ 栄養補助食品 いずれも未使用に限ります。

ご協力をお願いします。


-----------------------------------------------------------------


お寄せいただく寄付金は、私たちの被災地での活動費用、にはなりません


復旧がやや落ち着いたら、被災地に支援のための現地の団体を作る計画になっている。
その設置費用、そしてある程度現地が回復し、動き出せるまでの当面の運用費用に丸ごとが充てられる。
現地に引き継ぐところで、ホップの支援活動はバトンタッチとなる、予定なのだそうだ。


さて。
このすっころび傷が最初で最後になるよう、気をつけてまいります。
(まだ「最初」にも入ってねえっつうの!!)

石巻入りは明日。

いってまいります。
by ushimaton | 2011-04-05 10:31 | 東日本大震災

私が思うこと

仕事がある人は、仕事を守る。
家族がいる人は、家族を守る。
別に、ボランティアに行く人を偉いと言ったり思ったりする必要はない。
「ないもしていない自分」とすまない気持ちになる必要もない。
すまない気持ちにならないことをすまないと思う必要もない(わかる?笑)

こういうご時世だから、なるべく暗い気持ちであろう、という姿勢でいる必要はない。
暗い気持ちでなくなった自分を、後ろめたく思う必要はない。
上向きに回復してきた自分の気持ちにもっともらしい社会的理由をつけようとしなくてもいい。

逆に、暗い気持ちをぬぐえないことも、ネガティブな言葉を発してしまうことも、そういう自分自身も、悪いと思うことはない。

「こうあるべき」なんて社会的妄想キャラクターに自分を合わせようとしてはいけない。
「こうあるべき」というものを作り上げる人々は、だいたいほとんど、自分の頭で考えることを知らず知らず放棄した根無し草なんだから、「こうあるべき」姿なんて実は薄っぺらい。

つまり、そのまんまな自分を、他人の作った定規で測って落ち込んだりすることはない。

難しいんですがね、これがまた。


いかん……ねむくて画面が二つ見えてきた。
よくわからないこと書いてごめん。
また後で書きますわ
by ushimaton | 2011-04-05 00:46 | 東日本大震災

これがまとんのすすむ道(笑)

この世に生まれて三十余年。

これほど深い傷を負った日本を見たことがなかった。

ほとんどすべての人々が、心に何かを抱えている。
やまない余震、不穏すぎる放射能汚染、毎日流れ続ける瓦礫の映像。
私はテレビがないので、自分で見ようとしない限りはあまり映像を見るわけではないが、地デジ化で高画質の大きなテレビを買いなおした家庭の人々は、その大スクリーンで鮮明な震災の映像を毎日目にしているわけで、それは少しずつ気持ちに影響を及ぼしているのではないかと思う。

「なんかもう、じわーっと暗い気持ちになってきた…」
だんだん、そういう言葉を言う人たちが増えてきている気がする。
事態は、まさに長期戦。
傷の深さは、時間が経つごとにじわじわとわかりはじめている。


2週間ほど前、私は、たぶんかなり落ちていた。

何かしたい。
でも、どうしたらいいのか、見えない。

健康な体と、制約のない時間を(もうすぐ)持っていながら、必要なところにそれを手渡せない。
「ボランティア」という言葉が出回るようになって来ながらも、その言葉は遠いところで見当違いに空回りしているような違和感がある。

「私たちにできることは、募金くらいですよ。」
「ボランティアも現地では逆に迷惑になる。」

もしそうならそれでいいけど、でも、ほんとに?ほんとにそうなの??

今まで、地震やその他の天災でどこかが大きなダメージを受けた時に、本気で「手伝いに行こう!」と思ったことはほとんどなかった。
物資を送ったり募金したりはしたが、自分という人手などなくても、おそらく十分の数の人が現地にはいるに違いないと思った。
だけど。今度は、そうなのか?
それが、どうしても、そうだとは思えなくて仕方がなかった。
十万単位もの人々が避難所生活をしている状態。
避難所にいる人数など、被災者の中でもごく一部だろう。
阪神大震災では…と、よく引き合いに出されるが、それだけを参考にできるレベルなのだろうか。

被災地ではごく限られた情報しか入らず、そしてその周辺では、逆に抱えきれない様々な質の膨大な情報が、ノイズのようにそこら中の空気を満たしている。

「現地に手伝いに行きたい」
そう口に出すこともなんだか躊躇してしまうような空気に、誰にも話せないまま。
情報の多さに溺れかかりながらも知りたいところは全く届いていないような、直感的な危機感と焦燥感。
もやもや。

さらに、原発事故で避難地域が出たというニュースを聞いてから、気になり続けていたこと。
大きな都市にすら、牧場や畜舎はあるのだ。その地区の中にだって、絶対に、牧場は沢山あることだろう。
人が避難してしまったということは…。
最近になって、通っている蓄主がいるらしいとか、避難していない蓄主がいるらしいとか、家畜が取り残されているとか、様々な情報が流れてきているが、はじめの頃は「人が大変なところで、牛の心配を口に出すなんて…」という空気があり、情報もほとんど入ってこなかった。
今この時、ミルクを飲めない子牛が死にかけている。親牛も、つながれたままじっと餓死を待っている。
なんとかならないのか?それも、今すぐに。
そのジリジリした焦る気持ちと合わさって、頭の中はぐるぐる。

そんな時、とみちゃんが電話をくれた。
そこで初めて、思っていることを口にした。
牛飼いの友人には「避難地域にいる牛は、自分達にはどうにもできない」とはっきり言われた。
自分達にはどうにもできない。(今は)
わかっていることだったんだけど、残念ながらもはっきりしたことで、頭の中が少しシンプルになった。
いや、もともと単細胞ですけどね( ̄∀ ̄)

遠巻きに、中身のよく見えない箱を相手にして、あーだのこーだの言う人々の情報には、限界がある。
阪神大震災の経験談なども参考になるが、参考でしかあってはならない。
テレビも、嘘は流さないとしても、視聴者が望むようなシナリオが選ばれた、一部の顔でしかない。
現場を知っている人の、現場の声を。

事件はモニターの前で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ!
(って元ネタのドラマ見たことなし)

声をかけた友人達が調べて寄せてくれた情報を元に、いくつかの団体の人々にメールを出した。
実際に、今現在、被災地で支援活動をしている人々。
彼らからの答えは、「人手は足りていない」だった。

その中でも、故郷である札幌から支援に行っている団体があった。
取り残された障害者や高齢者を中心に、支援活動を行っているという。
(現場はそんなことも言っていられない混乱状態なので、仕事はあらゆる分野にあるのだそうだが)
お話をさせていただき、まずは私もできる限りのお手伝いをさせていただくことになった。
物資を運ぶ車に乗せていただけるという。
本当にありがたい。

お話の中での現地の話の断片は、すさまじかった。
「これまでも様々な災害の支援はしてきたが、こんなにも復旧の進まない災害は初めて」
と仰っていた。
あふれる物資の一方で、受け取れず5日間何も食べていなかった人。
陸の孤島で、漂着した食べ物を洗って食べて生きている人。
足りない物、足り過ぎた物…。


f0032403_153319.jpgいろいろな考えの人はいるだろう。
でもね、私は、これしかないわ。
私は、私が納得できる道を行く。

現地に、行ってまいります。出発は来週5日。


そんなわけで、実はもう札幌なんどす~♪笑

さ。
ウシ屋で鍛えた筋肉の使いどころじゃ!
寝袋生活経験(自転車旅行&畑仕事で合計2ヶ月余り…)の経験の活かしどころじゃ!
大特免許&フォークリフト経験も生きるかしら?どころじゃ!
児童会館での経験も…若干は生きるかしら?じゃ!


がんばんべー。
by ushimaton | 2011-04-02 15:21 | 東日本大震災


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


by ushimaton

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