スケッチ日和
おにーしゃんが雨雲を引き連れて神奈川へと帰って言った翌日、久々の晴天の昼下がりに、彼女は来た。
「ママ、なんかさっきからずっと見てる人がいるみたいなんだけど…。」
「いいから知らんふりしてなさい。害はないみたいだから。」
そう、それは、牛画家で牛マニアな牛飼い、友達のミホちゃん(とみちゃんともいう)だ。
なんとはるばるオホーツクの町から、太平洋間近の南十勝まで、若葉マークの軽自動車をブイブイいわせて遊びに来てくれたのだ。
この辺、北海道外の人には今一つピンとこないこともあるのだが、どちらも同じ道東にあるとは言っても、山越え谷越え普通に5,6時間はかかる距離だ。
前から、「ペットで牛を飼っている友達がいる」という話をすると身を乗り出して興味を示していた、ミホちゃん。
彼女の牛好きは、ただの牛好きというよりは、牛を通して人類や地球まで見えてしまうような深い牛好きだ(何だそりゃ?)。
牛乳を飲み焼肉を食べる私達全てが本当は意識しなければならない、そこにある生き物の気配を、ミホちゃんは無視しない。
そして、自分の愛する絵や版画という形を通して、それが結晶化する。
うまいんだなー。その作品が。それに人の心をきゅっと捉える。
ミホちゃんと会ったのは、去年私が働いた牧場の従業員仲間としてだった。
しっかり仕事をして、しっかり教えてくれる、とても頼もしい先輩だった。
現在、ミホちゃんは別の町で酪農ヘルパー(助っ人として町内の酪農家さんを駆け巡って、色々な牧場の仕事をこなす人)をしている。
今の時期、酪農家は牧草の収穫で大忙しなのだが、そういう時は意外とヘルパーは暇だったりもするそうな。それで、ちょっとまとめたお休みがとれ、2泊3日の日程で私が今いるみっちゃんの家に遊びに来てくれた。
前日までいた友達クリスとは顔見知りなので(去年牧場まで遊びに来たから)、笑えるくらいの入れ違い日程はちょっと残念(^^;)
ひーちゃんは、今度は優しいおねーしゃんの出現に大喜び♪
早速お絵かき遊びをしていた。
ミホちゃんに何か褒められたりすると、ものすご~く嬉しそうな顔でニコニコになる。
ミホちゃんに褒められたい一心でか、なんかいつもよりも2割増しくらいいい子だったし(笑)
近頃ぐんぐん喋るようになってきたひなたは、ミホちゃんにもひっきりなしに話しかけまくっていた。ひな語は簡単に伝染するので、二日目にはミホちゃんもすっかりひな語使いになり、「ひーちゃんサイズのモーモーが…」みたいな会話になる(笑)
うーむ。
ミホちゃんが一緒に描くと、ただの2歳児と一緒のお絵かき遊びもなんかこう芸術的な…。
何気にスゲー似てるし。この牛親子の絵。
ひーちゃんは「ちょっと、クマね。」とか言っていたが、それは絵のせいではなくてもともとのガングロサンちゃんが原因なのだ。
それにしても、ちょっとクマって…。ようわからんことを色々喋るようになったなぁ(^^;)
サンちゃんの恵みシリーズの朝食。
サンちゃんバター、サンちゃんチーズ、サンちゃんバターのバターミルクブレッド、サンちゃん牛乳、サンちゃんヨーグルト、ミルクジャム…これで全部かな?
その他、ヘビーハスカップジャムなど(笑)
お土産に持ってきてくれた『春よ恋』という名前の小麦粉を使って、みっちゃんがフランスパンを焼いてくれた。
これがありえないくらいしっとり柔らかでおいしい!!!いつも焼いてくれるフランスパンはおいしいけど、今回は更に驚愕の肌触りだった。
『春よ恋』、オススメっす!みっちゃんブラボー!
優しい使い心地の、しっとりした大きな陶器の湯のみもお土産に頂いた。
日本茶に合うのだろうが、ミルクティーにも良く合うわ♪
使っているとだんだん色がついて、さらにいい味がでるらしい。
『チーズ小僧』という名前の、餡の入ったパイだんごにカマンベールチーズが入っているという、かなり斬新なお菓子もおいしかった。
餡の甘みとチーズの塩味がなんとも癖になりそうな組み合わせ。
ハスカップ狩りに行ったり、たけさんの働いている巨大牧場を見に行ったり、温泉に行ったりもしたが、何と言ってもミホちゃんの一番の目的はサンちゃん親子に密着!なので、だいたいは気がつくと外に出て牛を眺めたり、スケッチしたり写真を撮ったりしていた。
トレードマークの手ぬぐい職人巻き頭にスケッチブックを抱え(しっかりデメン帽も持参してきていた)、「こんな日はスケッチ日和だね。」と言って外に出ていたミホちゃん。
スケッチする時の真剣な眼差しがカッコいいわ♪惚れちゃいそう♪
私が珍しく断言できる私の自慢は、いい友達が沢山いること。これは、本当にすごいと思う。
心の友(←ジャイアンみたい)みっちゃんしかり、とみちゃんしかり。
大学のクラスでみっちゃんと出席番号が1つ違い(席が並んでいた)だったこと、いろいろあった牧場だったけどとみちゃんと会ったこと、偶然のでっかい力にただただ感謝をするばかりな私であり申す。
楽しい時間を本当にありがとう!
「ママ、なんかさっきからずっと見てる人がいるみたいなんだけど…。」
「いいから知らんふりしてなさい。害はないみたいだから。」
そう、それは、牛画家で牛マニアな牛飼い、友達のミホちゃん(とみちゃんともいう)だ。
なんとはるばるオホーツクの町から、太平洋間近の南十勝まで、若葉マークの軽自動車をブイブイいわせて遊びに来てくれたのだ。
この辺、北海道外の人には今一つピンとこないこともあるのだが、どちらも同じ道東にあるとは言っても、山越え谷越え普通に5,6時間はかかる距離だ。
前から、「ペットで牛を飼っている友達がいる」という話をすると身を乗り出して興味を示していた、ミホちゃん。
彼女の牛好きは、ただの牛好きというよりは、牛を通して人類や地球まで見えてしまうような深い牛好きだ(何だそりゃ?)。
牛乳を飲み焼肉を食べる私達全てが本当は意識しなければならない、そこにある生き物の気配を、ミホちゃんは無視しない。
そして、自分の愛する絵や版画という形を通して、それが結晶化する。
うまいんだなー。その作品が。それに人の心をきゅっと捉える。
ミホちゃんと会ったのは、去年私が働いた牧場の従業員仲間としてだった。
しっかり仕事をして、しっかり教えてくれる、とても頼もしい先輩だった。
現在、ミホちゃんは別の町で酪農ヘルパー(助っ人として町内の酪農家さんを駆け巡って、色々な牧場の仕事をこなす人)をしている。
今の時期、酪農家は牧草の収穫で大忙しなのだが、そういう時は意外とヘルパーは暇だったりもするそうな。それで、ちょっとまとめたお休みがとれ、2泊3日の日程で私が今いるみっちゃんの家に遊びに来てくれた。
前日までいた友達クリスとは顔見知りなので(去年牧場まで遊びに来たから)、笑えるくらいの入れ違い日程はちょっと残念(^^;)
ひーちゃんは、今度は優しいおねーしゃんの出現に大喜び♪
早速お絵かき遊びをしていた。
ミホちゃんに何か褒められたりすると、ものすご~く嬉しそうな顔でニコニコになる。
ミホちゃんに褒められたい一心でか、なんかいつもよりも2割増しくらいいい子だったし(笑)
近頃ぐんぐん喋るようになってきたひなたは、ミホちゃんにもひっきりなしに話しかけまくっていた。ひな語は簡単に伝染するので、二日目にはミホちゃんもすっかりひな語使いになり、「ひーちゃんサイズのモーモーが…」みたいな会話になる(笑)
うーむ。
ミホちゃんが一緒に描くと、ただの2歳児と一緒のお絵かき遊びもなんかこう芸術的な…。
何気にスゲー似てるし。この牛親子の絵。
ひーちゃんは「ちょっと、クマね。」とか言っていたが、それは絵のせいではなくてもともとのガングロサンちゃんが原因なのだ。
それにしても、ちょっとクマって…。ようわからんことを色々喋るようになったなぁ(^^;)
サンちゃんの恵みシリーズの朝食。
サンちゃんバター、サンちゃんチーズ、サンちゃんバターのバターミルクブレッド、サンちゃん牛乳、サンちゃんヨーグルト、ミルクジャム…これで全部かな?
その他、ヘビーハスカップジャムなど(笑)
お土産に持ってきてくれた『春よ恋』という名前の小麦粉を使って、みっちゃんがフランスパンを焼いてくれた。
これがありえないくらいしっとり柔らかでおいしい!!!いつも焼いてくれるフランスパンはおいしいけど、今回は更に驚愕の肌触りだった。
『春よ恋』、オススメっす!みっちゃんブラボー!
優しい使い心地の、しっとりした大きな陶器の湯のみもお土産に頂いた。
日本茶に合うのだろうが、ミルクティーにも良く合うわ♪
使っているとだんだん色がついて、さらにいい味がでるらしい。
『チーズ小僧』という名前の、餡の入ったパイだんごにカマンベールチーズが入っているという、かなり斬新なお菓子もおいしかった。
餡の甘みとチーズの塩味がなんとも癖になりそうな組み合わせ。
ハスカップ狩りに行ったり、たけさんの働いている巨大牧場を見に行ったり、温泉に行ったりもしたが、何と言ってもミホちゃんの一番の目的はサンちゃん親子に密着!なので、だいたいは気がつくと外に出て牛を眺めたり、スケッチしたり写真を撮ったりしていた。
トレードマークの手ぬぐい職人巻き頭にスケッチブックを抱え(しっかりデメン帽も持参してきていた)、「こんな日はスケッチ日和だね。」と言って外に出ていたミホちゃん。
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by ushimaton
| 2007-07-06 23:15
| ともだち&チビッコ
気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。
by ushimaton
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嬉しくありがたく
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