現実と現実と

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およよよ



って間に、帰路なう(笑)

滞在わずか2日あまりの、今回の帰郷でありました。

帰りのフェリーは幸い欠航にはならず(かなり揺れるのは確実)、雨風強くなってきた苫小牧港を脱出したところ。

いとこの結婚式は素敵に執り行われた♪
北海道神宮の神前式!
神楽なんかもあったりして、しっとり静かでとても良かった。
子供の頃からずっと、憧れのお姉さん的に、一緒に育ってきたいとこなので、なんとも感慨深い。

久々に姉弟親族揃って、良かった良かった。
ところで、大震災みたいな災害の年って、結婚が多いそうですわよ。
「お前もあやかれ!」とかツッコミが入りそうだから、あんまり深く言いませんけどね。


北海道も相変わらずで良かった。
ただ、やっぱり、先月東京に行った時のように。
少し、かみあわなくて、ちょっとヤバい。自分。
誰も悪くない。
私が勝手にちょっとだけ、ズレの修正に苦労しただけ。
あまりに違いすぎる、その違いが際立ってきているから。
気をつけなくては。


石巻から札幌に帰ってくる時、仙台までの2時間弱の道のりを、4日間ほど一緒に走ってきて任務終了した大阪からのグループの車に乗せて貰った。
車の中で、色々な話をした。
彼らが乗せてきた様々な地元の人たちのこと。不便な仮設住宅、救われない境遇、そこまでいらないくらいの感謝の言葉や涙のこと。

「こんなに人様に迷惑かけて、つらいことばかりで、自分なんて助からなきゃよかった、津波で流されればよかった。」って言うてたおばあちゃん何人も居てたよ。
「そんなこと言うたらアカンよ、せっかく助かったんだから、一生懸命生きなアカンよ。」言うたったけどな、ほんま切ないわ。なあ?助かったのにな?

そんな、車中の会話を思い返しながら、何が出来るんだろうどうしたらいいんだろう、そう答えのなかなかわからないぐるぐるに頭を捉えられたり眠ったりして札幌に帰って。
全く何もかも健全として見える明るい世界に、羽を伸ばしたり眠ったりして。

結婚式場に、自衛官の方がいた。
自衛隊!
その方が被災地に行ったのかどうかはわからなかったけれど、どうしてもどうしても、声をかけたかった。
石巻含む被災地は、本当に、ものすごく自衛隊に助けられていた。
瓦礫撤去や行方不明者捜索もそうだろうが、何より、炊き出しやお風呂などの生活の支援。
いったいどれだけの命を救い、命を支えたのか、とても数え切れないくらい。
元気に明るく真面目に、お風呂をずっと面倒みてくれた、山形の自衛隊の方々が特に忘れられない。

私は被災者じゃないけど、お礼を言いたくてたまらなかった。
「被災地は本当に、自衛隊さんに助けられてました。本当にありがとうございます。撤退早くないですか?(笑)」
「はは、僕は行ってないですけどね。でも行った人の話きいたら、すごかったみたいですね。」
「ああー、そうでしょうね〜…」
「人間が怖くなったそうですよ。」
「???」
「自分たちの食糧作ってたら、ひどい被災をされた住民の方達が人間性を失って集まって来て大変だったとか…」
「………。」

知人から、まだ震災直後の頃、泥出しをしていて、お昼にカップ麺を取り出したら、それを見ていた住民の方達が来て「何日も食べ物当たってないから分けてもらえないか」と頼まれ、お昼も食べられなかったという話は聞いた。
生きるか死ぬかの状況で、自衛隊の食事にたかる人々もいただろう。
みにくい言葉もあったろう。
だけど。

泣けてきた。
涙が止まらなかった。
違う!違う!
何千何万の人たちが、涙を流しながら、あなたたちに感謝しているんだ。
被災者をそんなふうに思わないで。
「津波で死ねば良かった」と言いながら、じっと息を潜めて、苦しさを飲み込んで、すまないすまないと思いながら生きている沢山沢山の人たちを、見て。

腹が立って悲しくて、祝の末席で涙をボロボロ出すダメダメ人間の私を、妹が
「大丈夫だって、みんなわかってるって。そういう内容のネタに飛びつくもんなんだって。」と慰める(笑)
泣いたらアカン。アカンよな。


気をつけなくちゃ、自分。


石巻に「帰りたい」と思ってるわけでもない。「帰りたくない」とも思わない。
ただ、もうちょっと、頑張らないとね。
自らの意志で飛び込み、知り、関わり、こうしているのだから。
「知らなきゃよかった」「関わりたくない」
そうはとても思えない、そんなふうに思う人間には、もうなれないから。
by ushimaton | 2011-09-05 19:29 | 東日本大震災


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


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