牛との日々

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さあ、半月も過ぎて少しは慣れてきたところで、っていうかもう週明けから独り立ちということになるのだが(^^;)、こちらでの新しい日々をざっくりとお話しいたしましょうかね。

農場の従業員といっても待遇や立場がサラリーマン的なのが、今までと違うといえば違う。
まあ働き先が牛舎だろうがオフィスビルだろうが、仕事内容が牛飼いだろうが営業だろうが、サラリーもらって働いているからには、私もずっとサラリーマンである。
ただ今回、久々に雇用保険や社会保険などがついた!
あまりにも久々過ぎて、手続きに事務員さんを手こずらせてしまった。

「雇用保険の被保険者証ありますか?」
「それが、実家に電話して探してもらったんですが、ずっとなかったもので見つからなくて…。」
「最後に雇用保険あった会社、わかりますか?」
「うう、それもはっきりしなくて…7年前の派遣で入っていたかどうか…。9年前の大根農家ではあったはずなんですが…。」
「厚生年金は?」
「えーと、一番最初の仕事の時だけですねー…。じ、12年くらい前?(-_-;)」

勤務体系も基本的にサラリーマン的というか、牛扱いながらも基本としては平日勤務で、休日は交代で出勤。休日出勤は土日連続するらしいので、実際は月に2回くらいの土日が休み、ってところかな?月に4日だから、まあ普通ですな。

もちろん搾乳もしているのだが、搾乳時間もちょっとサラリーマン時間で、夕方は3時半から搾り始める。
必然的に朝の搾乳時間も早くなる。4時半スタートだ。
搾り終わったら、時間があれば朝食をかき込み、そのまま通常の仕事開始。
ただし、朝の搾乳は交代で行うので、週に2日くらいしか回ってこなかったりもする。

やり方は様々だが、一般の酪農家だと、もっと遅くに始めて遅くに終わることが多い。で、その分、昼間に長い休憩時間が持てたりする。
こちらは、長い昼休みという仕組みの代わりに、ギュッとまとめて働くのだ。
個人的には割と好き。やるなら続けてわーっとやった方が性に合う。
(根がナマケモノだから、いちど休むとつらくなる)

そんなわけで、朝は6時半まで寝ていたり、4時前に起きたりとバラバラな毎日である。

夕方の搾乳は毎日私が担当らしい。
フリーストールの牛をパーラーで搾るスタイル。機械や形は違うが、搾り方としては私に馴染みのあるやり方だ。

「フリーストール」というのは、牛が普段は自由にうろうろ歩いたりベッドで寝たりごはんを食べたりしている牛舎の形。
「つなぎ」というのは、その名の通りに一頭一頭が指定席につないであって、そこでごはんを食べたり寝たりしている形。
ちなみに牛乳パックに書かれているように大草原を駆け回っているような牧場は、あんまりありません。
ものすごい面積が必要になるし、特にフケンではなにかと難しいでしょうな〜。

「パーラー」というのは、コーヒーを飲むお店ではなくて、牛乳を搾る場所。
つなぎ牛舎なら、牛はそのままで人間が行ったり来たりして牛乳を搾るが、フリーストールの場合は、牛を集めて順番にパーラーに入れて搾るのだ。

で、そのパーラー搾乳を、一人で担当する。
36頭とかだからできないこともないのだが、サラリーマン的時間に全てを終了させねばならぬプレッシャーがある。他の人たち全員が最後のミーティングのためにひたすら私が終わるを待っているため、すごく焦るのだ(@_@;);;
焦っても結局終わらないんだけどね(-д-;)

でもねー待たせておいていう発言ではないのだが、仕事としてならばずっと動きまくってる方が、ゆる〜く働くよりずっと好きだから、まあ気に入ってますわ(待たせるのは断然キライだけど)。

ちなみにお休みはダラダラゴロゴロも大〜好きです( ̄∀ ̄)
つまりナマケモノなのね、根っから(爆)
まとん的ナマケモノにとって、ダラダラと「働く」というのは苦痛であります。わかるかなーこのキモチ。

あとは、子牛の世話。
ミルクやりやハッチ(子牛が一頭ずつ入っている部屋)掃除など。

南の島で色々乗っていたとはいえ、フォークリフトやオジイの赤…などは作業免許を持っていないため、そういう機械を使わない仕事しか今はできない。
だからちょっと内容が限られてくるのだが、ゆくゆくは他の人とも交代して仕事全般できるようにならねば、というところ。
でも機械に乗ると動かなくて太るからなぁ(-_-;)

牛は、子牛も親牛も育成も肥育も、みんな毎日「残飼」(それぞれの牛が残した餌)を計量したりスコアにしたりして、翌日の餌の量を決める。
餌の内容は牛によっていろいろ。
決めた量の餌を量ってあげる…のの、機械を使わない部分。

あとは、除糞つまりウンコさらい…の、機械を使わない部分。

今の段階では、それらのことをあたふたやっているうちにいつの間にか一日が終わっている、というのを繰り返しております。

まだまだ要領も悪うございます。


牛の名前がおぼえられなくてねー(-_-;)
みんな、牛の顔を見ただけで「こいつは何それ」と名前が言えるのだよ(@_@)
よっぽど特徴あるのはわかってきたけど、あかん、見分けがつきまへん(-_-;)
みんなすごいなあ。
ああなれる自信はないな…(だめじゃん)


わずかとはいっても、やはりこれまでの経験は役に立っていると思う。
会話の中の専門用語も結構わかるし、道具も見たことあるもの多いし。
あとは、もっと勉強して、基本的なところからムラなく知っている人間になりたいと思っとります。

がんばります。
by ushimaton | 2010-03-20 22:23 | まきばにっき


気が小さいのに、珍しいものは好き。 道草を喰って、たまに反芻したり。 牛歩ではありますが。


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